【考察】ヴィンテージ家具の売却はどうされていますか。中古市場について考えてみます。
いまのインテリアに飽きたから、新しい家具を買うために、現在使用している家具を売却したいと考えている人「現在使用している家具は、随分昔に購入して、買ったときは結構高価だったと記憶しているけど、購入先は閉店してないし、近くのリサイクル屋さんでは、価値を理解してもらえないだろうな、、、二束三文は嫌だけど、せめて価値を分かってもらえる人に譲りたい。新しい家具を購入する為にも、気分もスッキリしたい。みなさんはどうされているのか聞きたい。」
こういった疑問に答えます。
この記事を書いている私は、インターネットを利用してヴィンテージ家具を売買しています。歴が7年ほど。
ヴィンテージ家具を売買する際に「どうやって仕入れて売っているのか。」と聞かれることが多いので、記事では「私が考える売却方法について」を解説します。
1. ヤフオクやメルカリに出品
結論!この方法が一番高く売れると思います。
オークションなどの販売手数料は、高くても大体10%程度です。メルカリやラクマ、ヤフオクもフリマ出品なら販売価格を自由に決めることができるので、納得できる価格設定ができます。小さな商品なら良いのですが、椅子やソファ、大きな家具になると、発送に際して、少しだけ手間がかかります。クロネコヤマトさんのらくらく家財便を利用されると便利です。お住まいの地域によっては、集荷の時間帯が選べませんが、ヤマトさんが梱包をしてくれますので、多くの手間を省くことが可能です。保険を掛けることもできますので、安心です。
購入者と直接取引を行うことになりますので、入金がされない、連絡がつかない、商品が思ったものと違ったなど。トラブルの可能性も考えられますが、入金されなかった場合は、販売サイトの事務局で対応してくれますし、思い違いに関しましては、商品を販売する際に必ず、傷や汚れなどのダメージを写真や文章で伝れておけば、クレームの可能性は随分と減ると思います。トラブルが起きないために自分で予防することが大切です。
金や株などと違って、家具を売却する場合は、時間が必要になります。安く出せば直ぐに売ることも可能ですが、少しでもお金にしようと考えた場合は、時間が必要になることもあります。もちろん、オークションやフリマアプリは、購入者が現れるタイミングもありますので、縁だと思います。
このような手間を乗り越えれば、ヤフオクやメルカリは一番高く売れる方法です。
2. 買取業者に依頼
2シーター、3シーターのソファともなると、2メートルを超える場合もあります、自宅から搬出することは、想像以上に困難なことでしょう。ネットが不得手、また手間だなと考えられる方も少なくありませんので、そういった方は、専門の買取業者へ依頼されることが多い印象です。
まずは購入先が現在でも営業されている場合は、そちらに1度、買取をお願いできるか聞いてみられることをお勧めします。このご時世、閉店していたなんて話も珍しくありません。そういった場合は、近所に同じテイストの家具店があるかを調べて、買取可能かを確認されると良いでしょう。
写真や購入先などの情報を準備しておくと、話がスムーズに進むかもしれません。また、家具を高く売りたいなら、見積もりを一社だけにするのは絶対に避けるべきです。買取査定額は買取業者がその家具を欲しいタイミングかどうかで決めるため、複数の買取業者に見積もりを出してもらうのことが高額査定の近道です。
また、デザイナー・製造年・工房やメーカーと言った状態が近い家具の相場を知ることで、査定額が適正かどうかを判断することができるため、事前に調査しておくこともおすすめします。
よく、お店に持ち込んで頂ければ査定します。などありますが、家具の写真や傷や痛みの状態が分かれば、私なら価格も分かりますので、そういったお店に持っていかれることは、あまりお勧めしません。値段がつけば良いと思いますが、査定が0円なんてケースも珍しくありません。
大きな家具を持ち込むこと自体、トラックをお持ちでしたら難しくないと思いますが、一般のご家庭では、簡単なことではありません。価値ある家具の場合、専門の業者なら、喜んでご自宅まで来られることでしょう。売りたいものと業者の得意分野が一緒か、とても重要です。
ここまでで、私は考えます。ネットを利用することで、売却価格も高くなる可能性があります。それには、経験やちょっとした手間も必要です。買取業社に依頼する場合は、ネットを活用するよりも割安になることは否めません。
3.ヴィンテージ家具店に委託する
現実的に一番、手軽な方法かもしれません。直ぐにはお金にはなりませんが、買取をお願いする方法よりも、戻ってくるお金は多くなる印象です。その場合も同じテイストのお店に委託されることをお勧めします。
4.インターネットオークションなどの代行業社に依頼
ここは多くの「こういう手法だったら売却価格が高くなります!」というインターネットページには記載がない事だと思います。
代行手数料が必要になる分、1よりも安くなりますが、2の買取業社よりも高値で売却できると思います。売却方法については、それぞれの立場からのポジショントークになると思いますので、特にモダン家具やデザイナー商品に関しては、例えば、ミッドセンチュリー期のデザイン家具だったら、購入時よりも高くなっているケースも珍しくはありませんから、今一度、市場価値を調べらると良いと思います。
アメリカを代表するイームズ、ノル、北欧ヴィンテージ家具、ハンス・J・ウェグナーのベアチェア、アルネヤコブセンのセブンチェアやアントチェア、アアルトの家具、ポール・ケアホルムなど。一度お知らせいただければ、大まかな市場価値をお伝えする事も可能です。それから売却について計画されると良いと思います。折角身銭を切って購入し、大切に使用してきた家具ですから、二束三文で手放す理由はないと考えます。
まとめ
納得行く価格で売却する場合は、ヤフオクやメルカリなどのサイトを利用する方法だと思います。それらは、写真を撮影したり、文章を考える手間が必要になります。その次に、ネットオークションの代行業社へ依頼する方法です。
しかし、それらを利用する前に、愛用している家具の市場価値を調べておく事も大切なことです。購入先で買い戻してくれる場合もあるかもしれませんし、委託が可能な場合もあります。納得が行く売却ができる事を願っています。