リートフェルトが設計したシュレーダー邸を訪ねて
先日オランダ旅行へ行ってきました。
今回も様々な偶然があり、心に残るよい時間となりましたので、このブログで記録したいと思います。
旅の目的のひとつは、フェルメールの描いた「真珠の耳飾りの少女」をこの目でみることでした。その絵はデン・ハーグにあるマウリッツハイス美術館にあります。
絵の話になると家具同様に熱くなるので、割愛します。
その帰りに乗った列車が事故の影響により、途中の駅から折り返すという事態になりました、話に夢中の僕たちは気づかずにいると、、(僕の友人が言うにはオランダはよく列車が止まるそうです。)
偶然にもその車内に居合わせたのは、ロッテルダムに暮らす世界的にも超有名な建築事務所で働く方でした。私の友人数名にもこの話をしたのですが、とても羨ましがられました。
建築のことや倉俣史朗さんについて話したり、オランダ国内のことや絵画や美術について話しました。僕ももっと会話がしたかったです。
その方が勧めてくれた場所にも足を伸ばしたので、その話は次回にします。
しっかりと行くあたり、自分で褒めたい。
ここからがタイトルのリートフェルトさんが設計したシュローダー邸についてです。
先ずは行き方を記載しときます。オランダはオランダ語と英語の2ヶ国語を使用されるようです。
オランダ表記になると、駅名や地名も似てるスペルが多く、日本人が見ると次のバス停もその次のバス停も同じに感じてしまいます。知らない土地だと特に悩むので、しっかりとお伝えします。
先ずは、ユトレヒト駅にて下車してください。
次に2番乗り場から、『8』のバスに乗ります。
約15分位で到着します。google mapを見ながらの為、下車したバス停の名前は不明ですが、このルートで間違いありません。
知らない土地で第二言語、そしてバスやトラムの運賃を含めて乗車の方法も分からないので、目的地に到着するまでに何度も尋ねましたが、私の知る限り、旅行した中でも特にオランダ人は親切だと思います。本当に感動するくらいに優しく教えてくれました。
「リートフェルト邸は予約をしないと見学することができません。」
訪問する日時や時間帯によっては、その場でチケットを購入して内見ツアーに参加することも可能ですが、安心の為にも予約はしていた方が良いと思います。僕は予約なしで、飛び込みにて見学をさせていただきました。このチケットは近くの美術館と併用できるので、ユトレヒトを散策する方にとってはお得だと思います。
アポイントなしで行ったこともあり、駄目なら諦めるほかないとの気持ちでしたが、僕1人の為に内見ツアーを組んでいただきました。ラッキーです。
先に英国から参加されていた団体客の方から、笑顔でジェラスって言われたので、本当に有難い配慮だったと感じています。
1人のツアーとはいえ、内部のカラクリ屋敷の構造も丁寧に丁寧に説明してくださり、また扉の開け閉めもしっかりと見させていただくことができました。
逆の立場なら片付けのこともあるでしょうから、僕なら手を抜いて説明すると思う。頭が下がります。
ウェブに書かれてないことだと思いますが、内部の撮影はNG。
この邸宅は細部が実に美しかった。
オランダを訪れる機会があれば、ぜひとも訪れてほしい空間のひとつです。
この邸宅の為に設えられたリートフェルト氏がデザインした家具も必見。
今回の旅行で得た経験と感動は、私の残りの人生を動かす原動力になりそうです。