2025年 4月 02日
選品舎のもの選びの哲学|流行ではなく時間を選ぶ理由
「選ぶ」という行為には、静かな意志がある。
たとえば、棚の奥にひっそりと置かれた一脚の椅子。誰も座っていないのに、どこか誇らしげで、どこか懐かしい。その静かな佇まいに、なぜか心が動くことがある。
選品舎は、そういう "時間をまとったもの" に目を向けている。
流行や話題性よりも、「残るべくして残ったもの」。 それをすくい上げるように、そっと手に取る。
モノの中にある「時間」が、美しさをつくる。
古いモノの美しさに惹かれるとき、私たちが感じているのは形でも素材でもないのかもしれない。
それは、そこに積もった“時間”への共感。
ヴィンテージ家具も、デザイン古書も、工藝品も。選品舎が惹かれるのは、「残ってしまったもの」「残らざるを得なかったもの」たち。
時間に選ばれ、なお美しく立ち続けるモノには、静かで確かな気配がある。
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無名でも、語りかけてくるものがある。
知られざる作家の器。 無銘の椅子。
名はなくても、そこに宿る美しさは揺るがない。
名前でも、ブランドでもない。 目の前にあるその佇まいに、ただ心を寄せてみる。
それが、私たちの選び方の基本です。
残すことと、手放すことのあいだで。
どんなに美しいモノでも、いつかは手放される。
けれど、それが誰かの手に渡ったとき、 そのモノはもう一度「誰かの時間」として、生き直すことができる。
私たちは "売るため" ではなく、"残るため" に選びます。
誰かの空間に置かれたとき、その人の感性を少しだけ動かすような。 そんなモノを、そっと届けたいのです。
「移ろわず、残ったものを」
「流行を越えて、静かに残るものを」
それが、選品舎の哲学です。
感性に触れるモノたちを、ぜひご覧ください。