2008年に銀座・松屋7階のデザインギャラリーにて開催された、日本デザインコミッティー主催の「12人の建築家のカップ&ソーサー・贈る器」展にて展示されたデザインプロダクトの中から、葉祥栄さんがデザインした「カップ&ソーサー」をご案内いたします。
この展覧会では建築家が器をデザインして、それを誰かに贈る、という仮定のストーリー(物語)があります。
ウイットに富んだ円柱の取っ手が特徴的です。
来客用として会話の種になること請負。
「東のクラマタ、西のヨウ」とガラス作品では呼ばれた葉祥栄さんのプロダクトです。
未使用品ですので、気持ちよくご使用いただけます。
箱はございませんのでご注意ください。
円形平面を用いた建築は、古代ローマのパンテオンや遊牧民の住むパオのように、時代や地域を越 えて多岐にわたってみられ、円による象徴性や構法的 合理性を具体化したものとして知られています。
現代でも、円形平面を用いた建築作品のようです。
ぜひこの機会にご検討ください。
【サイズ】
φ 80 × 高さ 70 × 110 mm
【ソーサー】
φ 160 × 10 mm
葉祥栄氏について
日本の建築家。熊本県熊本市出身。本名、葉村祥栄。
1962年、慶應義塾大学経済学部卒業後、渡米し、ウィッテンバーグ大学(オハイオ州)で美術と応用美術を学ぶ。1964年に日本帰国し、インターナショナル・デザイン・アソシエイツ(東京)、NIC(福岡)のデザイナーを経て、1970年、葉デザイン事務所を福岡に設立。以来、福岡を拠点として、建築・インテリア・プロダクトと多岐にわたるデザイン活動に取り組む。
絵本作家の葉祥明、写真家の葉山祥鼎は実弟。イラストレーターの葉山賢英は甥。