




デニス・ホッパー 写真集『A Tourist』1994年初版|勝新太郎との邂逅・京都にて
「この男は、京都でも観光客だった。」
1994年、京都を訪れたデニス・ホッパーが、観光客として街を歩き、見つめ、記録した写真集『A Tourist』。
『イージー・ライダー』の監督として知られるホッパーが、ハリウッドから干されていた60年代初頭から、彼はいつもカメラを携えていた――本書の序文に記されたその言葉は、この一冊の眼差しを象徴しています。
あとがきには勝新太郎の印象的な寄稿文(「彼と俺の間には言葉は必要なかった」)、編集に川勝正幸、翻訳に柳下毅一郎、アート・ディレクションは信藤三雄と、90年代の文化的中枢が結集した稀有な記録でもあります。
特徴
-
俳優デニス・ホッパーが京都を撮影した1994年の貴重な記録
-
勝新太郎の寄稿文を収録(日本語)
-
川勝正幸、柳下毅一郎、信藤三雄による90年代的編集センス
-
京都の出版社「ファイル」から刊行された日本独自の企画
このアイテムが似合う暮らし
静けさのある空間に、飾らず佇む書籍として。
ミッドセンチュリー家具や、90年代の日本カルチャーに影響を受けたインテリアにさりげなく。
観光でも旅行でもなく、「見ること」の感覚を呼び戻す、観察者の書架へ。
書誌情報
・出版社:株式会社ファイル
・発行年:1994年
・仕様:ソフトカバー、全32ページ
・サイズ:210mm × 296mm
・言語:日本語・英語併記(翻訳あり)
状態
古書としての経年は見られますが、全体として良好です。
カバーにごくわずかなスレ、小口に軽いヤケあり。本文に目立つ書き込みや破れはありません。
迎える理由
ホッパーの視線を通して見る「京都」は、観光写真ではなく、断絶と詩情が同居する個人的な記録です。
90年代の日本とアメリカが交差した一瞬を記録したこの一冊は、ただの写真集ではなく、時代と人物の肖像でもあります。
すでに市場からはほとんど姿を消しており、今後の入手は困難。
静かなる一冊として、書棚に置く価値があります。
発送について
追跡可能な**佐川急便(送料一律 660円)**にて、丁寧に梱包し発送いたします。
ご購入前に不安な方へ
オプションを選択




