

















【Evans期・初期ラベル】イームズ DCW ダイニングチェア / Herman Miller × Evans Products社(1946–47年製)
この作品は、「静けさの中にあるもの」と「構造がうつくしいもの」のひとつです。
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1946年にスタートしたイームズDCW(Dining Chair Wood)の初期モデル。
こちらは、Herman Miller社に移行する直前、Evans Products社によって製造されたごく短期間の「セカンドモデル」。ラベルには、Herman Miller・Evans・Charles Eamesの3つのロゴが並ぶ貴重な仕様が残されています。
背面は一体型ショックマウントを採用し、前脚ビスは4本仕様。プライウッドの湾曲は後年モデルよりも深く、美術的な存在感を漂わせます。イームズ作品の中でも最も彫刻的な美しさを持つ1脚といえるでしょう。
特徴
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1946–47年製、Evans社製造期のセカンドモデル
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Herman Miller・Evans・Charles Eamesの三位一体ラベル
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背もたれ:一体型ショックマウント(ファースト仕様継承)
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座面と前脚の固定:5本→4本ネジに簡略化された過渡期構造
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オリジナルのマイナスネジと一部後年ビスの混在
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プライウッドは薄く、湾曲が強く、彫刻性が際立つ
このアイテムが似合う暮らし
静かな余白のある空間に、時を重ねた名作を1点だけ。
装飾性を排した中に滲むクラフトの思想は、住まいをアートの舞台に変えていきます。
建築家の仕事部屋や、静謐なギャラリー空間に相応しい椅子です。
素材・サイズ
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素材:成形合板(成型プライウッド)
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サイズ(約):W49 × D55 × H74 × SH45cm
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カラー:ナチュラルブラウン
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製造:Evans Products Co.(1946–47年)
状態
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全体的に経年スレ、打痕あり
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座面裏に薄い黒ずみ跡あり(画像参照)
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前脚先端のフェルトパッド欠損(後脚は残存)
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構造上は安定しており、着座に問題なし
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ラベルは良好に残存し、文字視認可能
迎える理由
製造年が明確に判別できるDCWは極めて稀少。特にEvans × Herman Millerラベルは短命であり、歴史的資料価値が高い。
当時の意匠を最も色濃く宿したこの1脚は、単なる椅子以上に「工業デザインの原点」そのものです。
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