








Poul Kjaerholm PK22|EKC製|ポール・ケアホルム 初期モデル|デンマーク製ヴィンテージチェア
ポール・ケアホルムの椅子のなかでも、静かに佇みながらも記憶に残り続ける「PK22」。
本品は、1956年から1981年にかけて製造された、E. Kold Christensen(EKC)社製のモデルです。
同時期の製造品としては比較的流通数もあり、当時からある程度の量産がなされていましたが、それでも現行のFritz Hansen社製とは一線を画す仕上がりです。
素材の選び方、スチールの縁の処理、革の張りと表情。そのひとつひとつに、工業製品でありながら、ある種の個体差と緊張感が漂っています。
ケアホルムが追い求めた「構造の美」と「沈黙のような存在感」。
量産という仕組みのなかでなお、思想がにじむ時代のものです。
特徴
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デンマークの巨匠、ポール・ケアホルムによる代表作
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E. Kold Christensen社製(通称EKC)のヴィンテージ品
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スチールフレームのエッジ処理や革のテンションが、現行品とは異なる存在感を放つ
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製造はおおよそ1960年代と推定
このアイテムが似合う暮らし
無音の読書時間。
反射のない自然光。
その中に置かれたとき、この椅子は空間の主張ではなく、静かなる支点として、生活を整えます。
素材・サイズ
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スチール(クロムメッキ)フレーム
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レザーシート(オリジナル)
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サイズ:W630 × D670 × H710 / SH350 mm
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製造国:デンマーク
状態
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経年による錆、シートに破れがあります(詳細画像参照)
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実用には問題なく、構造的な不具合はありません
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静謐な佇まいを損なわない、時間の痕跡が魅力となっている状態です
迎える理由
この椅子を通じて、「機能」だけでは残らないものが確かにあることを思い出せる。
それは素材の美、構造の意志、そしてケアホルムが求めた“静けさ”そのものです。
暮らしの重心として、空間の輪郭として──すでにこの椅子は、誰かの時間の中に組み込まれました。
※こちらの商品はすでにお迎えいただきました
ご覧いただき、ありがとうございました。
選品舎では、こうしたプロダクトを記録し、アーカイブとして未来に継いでいきます。
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