







懐霄館|白井晟一の建築|辻邦生・磯崎新による論考収録|1980年 中央公論社刊 大判図録
「懐霄館(かいしょうかん)」──それは、白井晟一の建築思想が結晶した、晩年の代表作であり、親和銀行佐世保支店として建てられた石と銅の詩的建築。本書は、その全貌を伝える唯一無二の記録資料であり、オールカラー写真と実測図面、さらに辻邦生・磯崎新の論考を収録した大判図録です。
頁をめくるごとに、重厚な素材と静謐な空間が立ち上がり、建築という存在そのものが“詩”であることを体感させてくれます。
特徴
-
白井晟一設計《懐霄館》の図版・図面を多数掲載
-
辻邦生「典雅な根源への思慕」、磯崎新「正息としての建築」収録
-
写真は全編カラー印刷で、構造・素材・光の質感を丁寧に伝える
-
石造建築の細部まで記録された、建築資料としても価値高い一冊
-
筆文字の書名とスリーブ付属の装丁が、造本としての美を際立たせる
このアイテムが似合う暮らし
-
建築書の中でも思想性と詩性を重視する読者の書棚に
-
モダン建築や素材美に惹かれるデザイナーの資料として
-
静けさを求める空間で、時折眺めたくなる“佇まいの書”として
-
建築と文学が交差する世界を深く感じたいときに
書誌情報
・判型:大判(420×300mm)
・ページ数:122ページ
・発行:中央公論社
・発行年:1980年5月
・構成:オールカラー/図面・写真・論考収録
・著者:白井晟一、辻邦生、磯崎新
状態
・本文状態:経年並(書き込み・大きな傷みなし)
・カバー:少スレ、少やけ、軽微な汚れあり
・スリーブケース:スレ、やけ、汚れあり
※保管状態としてはおおむね良好です
迎える理由
白井晟一という存在は、建築界においても異質で、孤高でした。その思想が結晶化した懐霄館を、紙上で建築空間として体感できる本書は、単なる記録以上の意味を持ちます。建築を読むとは何か。空間に触れるとはどういうことか。そうした問いに、静かに答えてくれる一冊です。
オプションを選択








懐霄館|白井晟一の建築|辻邦生・磯崎新による論考収録|1980年 中央公論社刊 大判図録
セール価格¥10,000