


高山植物標本集|昭和期の植物教育資料・押し花18種収録
昭和中期頃に発行されたと見られる、「高山植物標本集」。
表紙には手描き風の山岳風景と白樺の彩色が施され、内部には18種類の高山植物が押し花として貼り込まれています。
教材や旅のおみやげとして制作されたものか、今では確かな由来を辿ることは難しいものの、1点ずつ丁寧に採取・乾燥され、ひとつひとつに名前が記されたその佇まいには、時代の空気と植物への眼差しが残されています。
特徴
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手作業で貼付された実物標本18種
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昭和の空気を感じさせる手描き風の表紙デザイン
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**「あきのおえば」「さわなでしこ」「ありどうし」**など、山地に咲く草花を収録
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植物図鑑では得られない、立体的な質感と時間の痕跡
このアイテムが似合う暮らし
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古道具や紙モノとともに静かに飾る書斎やアトリエ
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押し花や植物標本に関心のある方のインスピレーションソース
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アーカイブとしての保管や、自然教育・展示資料
書誌情報
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仕様:紙装、押し花貼込式(18点)
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サイズ:約15 × 21 cm
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発行:高原植物研究所製
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年代:戦後昭和期(刊行年記載なし)
状態
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表紙にイタミ、ヤケ、シミ、経年による傷みあり
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押し花の一部に脱落・変色等が見られます
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全体として時代相応のコンディション
迎える理由
今では見られなくなった、人の手でつくられた自然の記録。
写真でも印刷でもない、実物を貼るという行為には、植物に対する敬意がありました。
残された植物たちは、ただの資料以上に、かつての誰かの眼差しそのもの。
静かに受け継ぐ人の元へ届いてほしい一冊です。
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高山植物標本集|昭和期の植物教育資料・押し花18種収録
セール価格¥3,300