
Poul Kjaerholm Louisiana Chair|ポール・ケアホルム ルイジアナチェア|PP Møbler製|1976年デザイン|デンマーク製椅子
「建築の中で、音楽に触れるための椅子」
1976年、ポール・ケアホルムがデザインしたこの「Louisiana Chair」は、デンマーク・ルイジアナ近代美術館のコンサートホールのために設計されました。
座と背は極限まで薄く仕上げられた成形合板。
座面は跳ね上げ式のキャンティレバー構造で、使われていないときも空間に“軽さ”を残す設計です。
商業用家具でありながら、ケアホルムらしい静謐と構造美が徹底されています。
特徴
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ポール・ケアホルムが建築空間のために設計した特殊環境向けプロダクト
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成形合板(アッシュ/メープル)による極薄構造
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跳ね上げ式座面/固定脚仕様(キャスターや回転なし)
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製造はデンマーク・PP Møbler社(推定1985年前後)
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使用目的はルイジアナ美術館のホール限定という、非常に限定的な背景
このアイテムが似合う暮らし
私的空間に、公的な椅子を。
音に集中する部屋、あるいは沈黙に深く入り込む書斎。
この椅子は、佇まいの静けさとともに、空間の緊張を引き受けてくれます。
その硬質な座面すら、感性のフィルターとして機能する。
素材・サイズ
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素材:アッシュ合板・メープル無垢材(脚)
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サイズ:W600 × D580 × H600 mm(推定 SH430mm 前後)
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製造:デンマーク / PP Møbler
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設計年:1976年、製造年:1985年頃
状態
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経年によるごく軽微な擦れあり
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合板のたわみや割れ等はなく、構造も安定しています
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良好な保存状態の個体
迎える理由
これは、使うための椅子というより、「空間の設計」に関わる椅子。
ケアホルムが素材と構造の限界を問うた、建築の中の椅子。
商業製品とは別の、空間への応答としての美しさがここにはあります。
※こちらの商品はすでにお迎えいただきました
ご覧いただき、ありがとうございました。
選品舎では、こうしたプロダクトを記録し、アーカイブとして未来に継いでいきます。
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