ハンス・J・ウェグナーが1956年にデザインしたPP250。通称バレットチェアをご紹介いたします。
この椅子は建築学教授のスティーン・アイラー・ラスムセンと、デザイナーであるボー・ボイエセンと就寝時の衣服をいかに効率的に整頓するかという長期にわたる話し合いを重ねた後に、ヨハネス・ハンセン社のために1943年にデザインされたものです。
この話し合いの影響でウェグナーは、遊び心ある彫刻的なデザインに、そして多様な機能を持ち合わせた椅子としてデザインを手がけました。背部はハンガーとして、座面を起こすとズボン掛けに、座面下の三角形のボックスには小物を仕舞えるようになっています。
このチェアが1脚あれば、身の回りが片付くということから、バレットチェア(従者、召使い)や、バチェラーズチェア(独身者)とも呼ばれています。
今回の商品は、2008年にPPモブラー社から復刻されたものです。
時間の流れによって少しづつチークの色が変化していきますので、表情の変化を楽しむことができます。これから長い付き合いになることでしょう。
近代北欧デザインの名作家具をこの機会にぜひどうぞご検討ください。
Hans J?rgensen Wegner / ハンス・ヨルゲンセン・ウェグナー(1914年4月2日 - 2007年1月26日)
家具のデザインについて大きな影響を与えた人物で、20世紀を代表する家具デザイナー。
生涯で500種類以上の椅子をデザインし、20世紀の北欧デザイン界に多大な影響を与えた。その椅子はニューヨーク近代美術館をはじめ多くでコレクションされている。
Designed by Hans J Wegner (ハンス・J・ウェグナー)
PP250 / PPmobler
幅510 × 奥行500 × 高さ950mm 座面の高さ450mm
パイン材、座面はチーク
現行品(2019年時点の価格)
パイン材 1,402,000円
チーク座面は別途 163,000円
計:1,532,000円+消費税(165万円)