ウェグナーは、生涯で数百という数の家具をデザインしてきました。
その中でも、代表的な作品と言えるのが、こちらのザ・チェア(PP501)。
最高傑作をご紹介いたします。
発表当初は、醜いアヒルの子と揶揄されていましたが、そんな椅子が世に知られたのは、1960年のアメリカ大統領選のTV討論会で、ジョン・F・ケネディが座ったことがキッカケでした。
オバマ大統領も使用していました。
数多くのウェグナーの作品の中で「最も完成度が高い」といわれる美しさと様々な逸話で世界中の人々から愛され、「椅子の中の椅子」という敬意から「ザ・チェア」と呼ばれています。
「ザ・チェア」と言う愛称の椅子は世界でこの椅子だけ。
「PP501」は座面が籐張り、「PP503」は座面が本革張り。
PP501は、藤の編み方からも洗練された印象を受けます。
北欧の代表である、世界のチェアの中でも代表的存在です。
発表から60余年が経過しますが、 木の温もりを楽しめる普遍的な美しさをもつ、この椅子は、使い込むほどに風合いを増し、時とともに味わい深くなる「人生の最良のパートナー」にふさわしい逸品です。
今回ご案内する商品は、PPモブラー社製のヴィンテージ品です。
座面の2箇所に藤が切れていますが、雰囲気を損ねるものではありません。
画像にてご確認ください。
その他、気になる点がありましたら気兼ねなくご相談ください。
サイズ:幅63cm / 奥行52cm /高さ76cm/座面の高さ45cm
PP503が生まれるまでの制作過程は、こちらのYoutubeの映像をご覧ください。
Hans J?rgensen Wegner / ハンス・ヨルゲンセン・ウェグナー(1914年4月2日 - 2007年1月26日)
家具のデザインについて大きな影響を与えた人物で、20世紀を代表する家具デザイナー。
生涯で500種類以上の椅子をデザインし、20世紀の北欧デザイン界に多大な影響を与えた。その椅子はニューヨーク近代美術館をはじめ多くでコレクションされている。