

『陶説』611号|イサム・ノグチ特集/2004年2月号
『陶説』611号(2004年2月号)は、イサム・ノグチを軸に据えた特異な号。
表紙を飾るのは、彼の彫刻作品。そして巻頭特集では、ロサンゼルス・全米日系人博物館で開催された《イサム・ノグチと近代日本陶芸展》を取り上げ、ノグチの創作に陶芸が果たした役割を丁寧に辿る。
さらに、坪井明日香や女流陶芸、陶磁器試験場、現代陶芸の座標軸など、各論者が近現代陶芸の広がりと交差点を照射する。
物質としての土に触れながら、思想と工芸、アートが交錯する地点を記録した、資料性の高い一冊。
特徴
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イサム・ノグチ表紙・巻頭原色ページ
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「イサム・ノグチと近代日本陶芸展」(ルイズ・アリソン・コート寄稿)
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女流陶芸家の歴史的系譜:坪井明日香論
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現代陶芸の「近代」概念を問う評論
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米国での日本酒事情など文化断片も収録
このアイテムが似合う暮らし
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陶芸や日本近代美術を深く蒐集する方の記録棚に
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イサム・ノグチ研究・近代工芸思想の副読本として
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土と彫刻の交差点に興味を持つ、美術思考のある空間に
書誌情報
・判型:B5変形
・ページ数:96頁程度
・発行:日本陶磁協会
・発行年:2004年
状態
軽微なスレ等あるものの、通読・鑑賞に問題ないコンディション。書き込みなし。
迎える理由
イサム・ノグチという個人の造形が、日本の陶芸という文脈においてどのように受容され、読み直されているのか。
その記録は、単なる展覧会報告を超え、思想の層を照らす。
紙の資料として、静かに手元に留めておきたい一冊です。
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『陶説』611号|イサム・ノグチ特集/2004年2月号
セール価格¥5,000