【大切なお知らせ】
「gaetano pesce」は、私がデザインプロダクトを探す際に、検索窓に入れるワードのひとつです。
探しているのはニューヨークに朝日が登る名作ソファですが、とても珍しいため出ません。
10年くらいまえにオランダのコレクターから送料込み20万円で話をいただいたこともあるのですが、猫が引っ掻きまくったその姿はまるで、ニューヨークのビルが群廃墟と化していた。当時は大きなソファを置くスペースもありませんでしたので、なくなく断念しました。動物臭も気になってしまったのが本音だったかもしれません。
次に出会うのは何年後でしょうか。あの頃に買わなかったので、次はないように感じます。
話が逸れました。そして合わせて探していたのが、今回ご案内する折り畳み椅子 ”アンブレラチェア” です。
程度が悪い個体でも買うのが私の性分ですが、今回は輸送中のトラブルで持ち手のところがボキッと折れていた。
目も当てられない。
新品のアイテムでしたら交換を望むでしょうし、部品供給サービスがあれば頼りたいところですが、なんせ珍しいもの。クラシックカーのように中古車2台を1台へする、いわゆる2個1なんてことも出来ません。
困った私は閃いた。「接着剤だ。」
いつもなら接着剤を使った補修は行わないのですが、どうしても ”すがたかたち” が整ったところをみたかった。
補修剤はゴリラ接着剤。評判通り強力。
1時間後には補修作業も終え、接着部を持ち上げたり手探りした。いまのところ問題ありません。
色褪せてしまった座面など綺麗にしようとも一瞬考えたのですが、経年のままの方がやはり好きなので、このままの状態にしています。
倉庫の余白をつくるために整理しようと決めたのが9月半ば。
ガエターノ・ペシェがデザインした名作椅子も少しの時間ですがネットショップに掲載しようと決めました。売れ残ったら私が大切に愛用するつもり。モノの縁に任せようと決めた。
この椅子を魅力的に感じた方やこの状態でも構わないとお考えの方には朗報!
そんな状態を考慮してお値段に反映いたします。
「もう少し安かったら!」そんなお気持ちもメッセージをお寄せください。
座るのには問題ありません。構造もOK。持ち手の部分は接着剤で補修済み。
15年くらい探して手にした名品ですので、ぜひこの機会にご検討ください。
ーーお知らせはここまでです。
ガエターノ・ペッシェが1992年にデザインした、椅子アンブレラチェアをご紹介いたします。
制作された期間は僅か10年間。椅子コレクターの間でも見かける機会は珍しい1脚です。
傘椅子の名の通り、折り畳んで収納することも可能です。
軽やかでポップな構造は、令和時代とも相性抜群です。
ぜひこの機会に名作チェアをお求めください。
【状態】
プラスチックは日焼けによる劣化が見受けられます。
Designed by Gaetano Pesce (ガエターノ・ペシェ)
Umbrella Chair / ZERODISEGNO
サイズ:横430 奥行500 高さ850 座面高480 mm
ガエターノ・ペシェ
1939年、イタリアのラ・スペツィアで生まれ、ベネツィアで教育を受けたガエターノ・ペシェは、建築、インテリアデザイン、グラフィック、フィルムなど複数の分野でその名を知られています。
YOUTUBEにて商品状態についてご紹介しています。詳細はこちら、