【3】番です。
ミラノの旧市街、サン・ロレンツォ聖堂の近くにある小さなアトリエで生まれる、陶芸家、Guido De Zan (グイド・デ・ザン)氏の作品は、自由な線画が特徴的で、魅力溢れる佇まいをしています。
これらのモチーフは、東洋の表意文字、日本の文化や禅の哲学などにも関係しているのだとか。また、50年代のアメリカの絵画 (サイ・トゥオンブリーやマーク・トビー等)からもインスピレーションを受けています。
繊細な作品ではありますが、眺める角度によっても、活き活きとした豊かな表情を見せてくれます。
エコール・ド・パリの代表的な画家、藤田嗣治氏の描く、独自の「乳白色」に近い色合いだと感じます。高台付近で変わる境目が、実に美しいです。
近年グイド氏の作品は、海外のオークションハウスでも取扱いが始まっています。
PIASA:https://www.piasa.fr/en/products?query=guido+de+zan