「一生モノ」はよく使われる言葉。 それは「一生使えるということは高くても損しないから。」
「一生モノの作品を今探しており、ご連絡頂けますと幸いです。」
私なりに言葉を変換するとしたら、「あなただったら安く売りそうだから、転売できる商品を教えてくださるかしら。」まぁそんなところでしょうか。
サブアカウントからの問合せに加え、素性も明かさない。割と多いです。
そう、わりと多い。
お馬鹿さんだと思うのと同時に、流し打ちされた文章では人の心は動かないものです。
「一生モノ」
一生そばにあるということ。または、価値が下がらないこと。場合によっては価値を増すことを期待すること。
そのあたりが望む基準なのだと想像しますが、そんな言葉は幻想にすぎません。
私自身も「一生モノのお品物ですよ。」なんてセールストークに乗せられて、清水の舞台から肋骨を折る覚悟を何度も経験しているものの、大抵の場合は数シーズンで箪笥の肥やしにしてしまうことがオチ。学習能力の欠如さ。ひとのことは言えません。
洋服の場合は時代の空気感もあるので仕方ないものの、商品を販売する接客技術だとも思う。
私もオンラインショップで売る側に回ったときには、どうすれば商品の手触りを画像や動画、文章で接客できるかが大切になってくると常々考えてきました。
私の場合ですが、販売員本人(私)が動画に出てしまうと、商品知識がないことがバレてしまううえ、商品に生じている傷の有無を説明し始めると、購入希望者にとっては気分が下がってしまうものです。
ではどうやったら、営業できるのか。
ドメインから語ると文章が散らかってしまうため、割愛しますが、私から買われるお客様は文章をしっかりと読まれる方が多いと気づいたのは最近のことです。
文章を読まない時代だとステレオタイプで決めていました。いけませんね。
最初の問合せについては、色々と分かってないなぁ。と思いつつも、私も無視されるのは嫌いなので丁寧に返信いたしました。
ときに国籍や人種も異なりますが、ネットの先にいるのも血の通った人間ですから。
相手の心に響く想いを伝えるためにはどんな文章が必要なのでしょうか。ライティング技術を学ぶことも大切なことかもしれませんが、やっぱり最後は気持ち。
そう考えたら、あなたも商品は間違いなく売れます。ネット接客もお手のものです。
カタチあるもの壊れるから美しいのであって、一生ものってひびきは苦手です。
【おまけ】
質問:どうやったら貴重なお品物を買うことができますか?
よく聞かれるので、特別今回限りで記載します。笑
私は2つの考え方をもっています。
モノ自身にお願いすること。魔術のようですが、案外ほんとの話です。
あるものを買ってから大成功されたって話も耳にしたことがあります。お金持ちではなくて、超大金持ち。
次は、買いまくること。偽物も掴みますが、ブラックホールのように買っていけば貴重なものは得手して紛れ込む。サーフィンを嗜まれている方なら波のトンネル・チューブに入っていく感覚と似ているのかもしれません。
小さな商売を上手く回すためのヒントを考えること。そして実行すること。また文章を書くことは別府の温泉のように湧いてくるので、案外向いているのかもしれません。
商品の品出しをサボること。放置してしまう癖は、なんとか改善させなきゃ。