記事: 90年代スウォッチを代表する2本|JELLY PIANO & COSMESIS(アレッサンドロ・メンディーニ)

90年代スウォッチを代表する2本|JELLY PIANO & COSMESIS(アレッサンドロ・メンディーニ)
ブログには、ふたつの種類があります。
目的や気分にあわせて、お好きなほうをお選びください。
90年代を閉じ込めた2本のSwatch
1990年代、Swatchはただの時計ではなく、時代を象徴するカルチャーアイコンでした。
大量生産の枠を超え、アートやデザインの文脈に組み込まれていった時代。
そのなかで生まれた代表的な2本が、「JELLY PIANO(GZ159)」と「COSMESIS(GM103)」です。
透明な遊び心|JELLY PIANO GZ159
スケルトンケースに、赤・黄・緑・青のカラフルな針と歯車。
透明なボディを通して、まるで小さなピアノのように色彩が弾む一本。
このモデルは、イタリアを代表する建築家 レンゾ・ピアノ がデザインを手掛けたことでも知られています。
建築的な思考とSwatchの軽快さが融合した、90年代を象徴する一本です。
ポストモダンの象徴|COSMESIS GM103 by Alessandro Mendini
イタリアを代表するデザイナー、アレッサンドロ・メンディーニが手掛けた「COSMESIS」。
幾何学と色彩が織りなす大胆な構成は、まさにポストモダンの精神そのもの。
未使用デッドストックとして残るこの一本は、時計であると同時に、90年代デザイン史の記憶でもあります。
2つのアプローチ、ひとつの時代
「日常を軽やかに彩る」JELLY PIANO。
「アートピースとして存在する」COSMESIS。
アプローチは異なりながら、どちらもSwatchが90年代に放った文化的な挑戦であり、未来に残すべきアーカイブです。
迎える理由
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JELLY PIANO:透明な構造美とカラフルな遊び心。ファッションとして、アーカイブとして。
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COSMESIS:メンディーニが手掛けた希少な一本。90年代デザイン史の象徴を手元に。
Swatchが時代をどう刻み、いかにアートと交わったか。
その答えを、この2本が教えてくれます。
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