モノを超えて | 静けさと、商いの記録

ブログには、ふたつの種類があります。目的や気分にあわせて、お好きなほうをお選びください。 選品手帖 | 選ぶ理由があるモノたちへ モノを超えて | 静けさと、商いの記録 コンビニで立ち読みをしなくなって、もう20年以上が経つ。最近ふと立ち寄った際に、久しぶりに雑誌コーナーを見た。 かつてのあの密度はもうなく、棚そのものが小さくなっていたのは前から知っていたが、手に取った雑誌が、...
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ブログには、ふたつの種類があります。目的や気分にあわせて、お好きなほうをお選びください。 選品手帖 | 選ぶ理由があるモノたちへ モノを超えて | 静けさと、商いの記録 引き受けるか、見送るか ── 売れないソファと、価値の話 あるとき、40年前のソファを引き取ってほしいという相談が届いた。 アルフレックス社のものだった。 モノとしての時間も、造形も、持ち主の...
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ブログには、ふたつの種類があります。目的や気分にあわせて、お好きなほうをお選びください。 選品手帖 | 選ぶ理由があるモノたちへ モノを超えて | 静けさと、商いの記録 「モノを超えて」は、選品のその先にある静けさや背景を記す場所です。商品としての価値だけでなく、そこに流れていた空気や、選んだ理由、手放すまでの逡巡──商いの裏にある思考や感情を、そっと残していきます。 He...
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美術館という静かな場所で、消費の匂いを嗅いだ。展示の完成度は高かった。けれど歩を進めるたび、問いが返ってこない“静かな虚しさ”が胸に積もっていった──。
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ブログには、ふたつの種類があります。目的や気分にあわせて、お好きなほうをお選びください。 選品手帖 | 選ぶ理由があるモノたちへ モノを超えて | 静けさと、商いの記録 家具は投資になる──そう語る声がある。 だが、出口戦略のない投資は、ただの願望だ。 この10年、家具を売り買いするだけでなく、思想として向き合ってきた立場から言う。 家具に明確な出口戦略は、存在しない。 だが...
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紙片に残る、誰かの時間 ― 福岡でエフェメラを引き継ぐということ
紙ものと、記憶について 綴じられていないものには、かえって強い物語があります。展覧会のパンフレット、映画のフライヤー、旅先の案内。誰かが手に取り、どこかで過ごした時間の跡。 そうした紙片を、「紙もの」や「エフェメラ」と呼びます。印刷された瞬間から時を刻み、誰かの手を離れたあとも、まだ記憶を帯びている──わたしたちは、そんな紙片たちも丁寧に引き継いでいます。 エフェメラという呼び名 本に比べ...
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レンズ越しの時間を、次の手へ ― 写真集買取のご案内(福岡)
写真集と、時間について ページをめくるたびに、沈黙が濃くなる。それが、写真集という本の特性かもしれません。 言葉は少なく、でも写真は確かに記憶を刻み、見返すことで、ふたたび心を動かす。 そんな写真集を、そっと棚から手放すとき。その先で誰かが、また静かにページを開いてくれることを願って。わたしたちは、そうした本を丁寧に受け取っています。 写真集を引き継ぐということ 写真集は、ただの記録ではあ...
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美術書と、手放すということ 長く棚にあった一冊の美術書。表紙に少し日焼けの跡があるその本は、かつて誰かの創作や思索のそばにあったのでしょう。 美術書は、ただ“読む”ためだけではなく、“見守られる”ようにそこにあるもの。 手放すことに、迷いや寂しさがあるのは自然なことです。でも、もしもまた誰かの手に渡って、次の時間を照らすことができるなら──それは、とても静かな贈り物のようにも思えるのです。 ...
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福岡で古書・古本を手放すときに思うこと ― 出張買取のご案内
すこしだけ、部屋を整えたいと思った。でも、どれを手放せばいいのか、わからない。 本の背表紙を撫でながら、これはいまも、わたしのなかにあるだろうかと、問いかけてみる。 そんな時に、そっと寄り添うように、本を引き取るひとが来てくれたら―― わたしたちは、そんなふうな本の買取をしています。 🔹 本と時間の話 このまちには、長い時間を過ごした本たちが静かに佇んでいます。 画集、美術評論、詩集、...
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「在庫のささやきを聴く」──再出品の判断を“人間らしく”するための仕組み
ブログには、ふたつの種類があります。目的や気分にあわせて、お好きなほうをお選びください。 選品手帖 | 選ぶ理由があるモノたちへ モノを超えて | 静けさと、商いの記録 60日経っても売れない商品。かつては「値下げか、処分か」が当然の選択でした。でも、本当にそれでいいのだろうか?と、僕は思ったんです。 🔁「在庫は語らない」という思い込みを疑ってみる 棚の中で眠る商品たち。ふ...
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