(仮)投資や資産形成におけるヴィンテージ家具のポートフォリオについてと雑談
ヴィンテージアイテムの傷などの状態を説明し始めると多くの場合、購入する気分は失われていくものです。
動画で説明していた理由は、実際に商品があるということの証明に加え、販売者の顔をみせ安心させるため。
問題もありました。私に商品知識が乏しいことに加え、話すのは苦手だということ。
オンラインショップの勝ち筋は、いかに尖れるか。世界のお店と比較して、オンリーワンで勝負できるか否か。至ってシンプル。
いかにすれば売れるのか。今の時代はSNS運用が重要ですよね。
私のアカウントのフォロワーは800名。投稿後すぐに売れる場合も多々あります。 しかし1点のみの商材を販売している手前、単価の高いものを扱わなければビジネスとして成立しません。
骨董商のように「お預けしますね。」そんな悠長な事も言っていられません。
なぜなら、1年前に売ったアイテムも数倍の価値になっていることも珍しくないですから。
今の円安は、私にとってはチャンス。海外へ売ることも仕入ることも考え方を変えれば勝負できる。
美術商の在庫商売の本質は、手持ちカードの見せ方。むずかしいものです。
ポーカーや麻雀と似ています。
現時点での課題は、SNSのフォロワーを増やすこと。私は感覚的に勝負したい。 普通の方法では伸びないから。
難しいものですね。人間ないものねだりですから。
いかに商品を欲しくさせるか。必要だと迫るか。
ストーリーは当然必要です。来歴と解釈した場合のトレーサビリティも重要。
私にできることは、陳列する商材の質をできる限りアップグレードさせること。今朝のひらめきでした。 武器は使わないといけない。カードを切りましたよ。
これからのモダン家具は資産ポートフォリオに組まれて然るべき存在です。
株や不動産運用と違って、投資としてもインパクトは絶大。
私なら品定めできる。感覚もよい。
FXや仮想通貨のようなギャンブル要素を排除したうえで、勝負もできる。
やっぱり倉庫がほしいなぁ。
美術館が欲しがる理由は、お金を持っていても作品は容易に蒐集するのはむずかしいと理解したから。
美術館やコレクターが競り始めると、アイテム価格は8桁後半で動き出すから、ときに柔軟さも必要だと思う。
北九州市立美術館のバスキアの絵をご存知ですか?
バスキアの作品は近年価格が上昇しており、北九州市立美術館が35年前に375万円で購入したこの油彩画は、今や「オークションに出せば100億円を超える」との専門家の声もあります。美術館の審美眼が光った結果ですよね。常設の作品はいづれも素晴らしく、近代絵画に加え、現代絵画は1日中眺めていられるほど。
私ではありませんが、モダン家具も購入額200万円の椅子が1億円まで上昇したと話題になったことがあります。私の知る限りでは最大値です。
モダン家具の最高値は、おそらく、イサムノグチのテーブル。5億。
家具を通じて世界をみてきました。天国へ持っていけないことは誰よりも理解しているつもりです。 虚しさを感じたことは事実ですが、たとえば、生活の中で100円で購入したものが壊れたとしても、痛みを感じない反面、愛車を傷つけると、自分自身の痛みのように辛い。
そんな経験はありませんか。
私がモノをぞんざいに扱いたくない理由です。
お気に入りを探すまで買いたくもなければ、店頭で触れたくもない。
いまの時代に改めて考えたいことです。
話を戻すと、モダン家具をアート作品のように取引をできるようになるためには、フリーポート(関税保税倉庫)の知識も必要だと思う。
現代アートと比較すると、モダン家具は桁が少ないので、オークションハウスのフィリップスやクリスティーズでも舐められた存在です。
塵積(塵も積もれば山となる)の利益100円を積み重ねることの大切は私も痛いほどに知っていますが、ダイナミックに動かさないと疲弊するのと同時に、想像している大きな山を越えられないことも事実です。
フォロワーを少しづつ増やすためにも、何事にも丁寧に向き合いたい。
今日の夕日は一段と美しいです。