
Shiro Kuramata Apple Honey 倉俣史朗 アップルハニー 椅子
《Apple Honey》は、1986年に倉俣史朗が発表した椅子作品です。
最小限のフレームに、一本の線が空中をなぞるように配され、
背とも肘とも断定できない要素が構造の中に置かれています。
本作について、倉俣史朗自身が「夢の中で見た形をもとにデザインした」と書籍に記しています。
機能や合理性から導かれた形ではなく、
無意識下に現れたイメージを、そのまま構造として定着させた椅子です。
ビニール素材の座面と線材による構成は、
身体を支える機能を保ちながら、視覚的な量感を極力排しています。
座るための椅子でありながら、
使われていない時間にも形そのものの緊張感が空間に残ります。
本作は UMS–Pastoe 制作、オランダ製。
サイズは W480 × D470 × H680 mm。
1980年代中盤、倉俣史朗が現実とイメージの境界を行き来していた時期を象徴する一脚です。
作品情報
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作品名:Apple Honey
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作家:倉俣史朗
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制作:UMS–Pastoe
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製造国:オランダ
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製造年:1986年
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サイズ:W480 × D470 × H680 mm
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座面:ビニールタイプ
状態
販売時点でのコンディションについては、記録として保持しています。
残った判断
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なぜ選んだか
機能ではなく、無意識のイメージから立ち上がった構造が、倉俣史朗の思想を端的に示していたため。 -
なぜ残したか
説明を重ねるよりも、記録として静かに残すべき椅子だと判断したため。 -
なぜ手放したか
作品が次の環境で、新たな空間との緊張関係を結ぶ段階に入ったと判断したため。
アーカイブ注記
選品舎では、販売後も作品を記録として残すことを前提に取り扱っています。
事実は断定し、解釈は置かない。
——これで、静かに、強く、残る。
当店での取扱区分(オリジナル/復刻/資料)や
作品の判定基準については、
「倉俣史朗 作品の販売と記録について」をご確認ください。
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