いつまでも色褪せることのない、ポール・ケアホルムの家具プロダクトは、モダン家具蒐集家にとって、空間で使用したいアイテムのひとつかもしれません。
マニアの間では蒐集するアイテムのひとつのゴールとして位置づけられてる方もいるくらいです。
彼のデザインしたアイテムの特徴は、洗練されたフォルム。都会的で爽やかな印象を受けます。
1956~1981年にE. Kold Christansen社から製造されたアイテムは収集家垂涎の的。
今回ご案内するお品物は、コールド・クリステンセン社のカタログ。
60年以上前の貴重な資料です。
1950年代から1963年までの家具を収録されています。
会社ロゴが入ったタトウに37枚のシートが収録されています。モノクロ写真でケアホルムの家具を紹介されています。
デンマークの写真家 Keld Helmer-Petersen(ケルド・ヘルマー・ピーターソン)によって撮影されたもの。作家URL:https://www.keldhelmerpetersen.com/
テキスト英語・デンマーク語
【発行元】E.Kold.Christensen
【サイズ】140 × 140 mm
【ページ数】37ページ
【余談】
ケアホルムの家具は、独自の番号配布に基づいて分類されています。
それはPKというアルファベットと2桁の番号の組み合わせによって表されている。
PK00-09 チェア
PK10-19 アームジチェア
PK20-29 ラウンジチェア
PK30-39 アームレスト付きラウンジチェア
PK40-59 テーブル、デスク
PK60-79 ローテーブル
PK80-89 ディベッド、カウチ
PK90-99 折りたたみスツール
PK100-119 アクセサリー
ポール・ケアホルムの家具に数字を用いた理由は、無駄を削ぎ落とした彼のデザイン哲学からきています。分類した番号にデザインした家具を埋めていく作業は、ケアホルムのライフワークだったそう。制作された年代順に数字は割り当てられていません。