







HOYA 保谷クリスタル「調味入れ CSN2003」船越三郎デザイン 1969 クリスタルガラス(塩・胡椒)
未使用品です。
正直に言うと、写真より実物のほうが美しい。
手に取ったとき、まずそう感じました。
サイズは小ぶりですが、輪郭がはっきりしていて、曖昧さがない。
調味料入れというより、卓上に置くガラスのアクセサリーに近い存在です。
透明なクリスタルガラスの中にあるのは、装飾ではなく機構。
栓を回すことで開閉し、閉じたときには湿気を防ぐ。
その仕組みが、外付けの部品ではなく、形そのものとして成立しています。
1969年初号のプロダクトですが、古さは感じません。
むしろ、現代の簡素な食卓や、白い器、静かな空間のほうが相性がいい。
主張は弱く、しかし精度は高い。そういうモダンさがあります。
塩や胡椒を入れてもいいし、入れなくてもいい。
置くだけで成立する、用途と存在の境界にある器です。
未使用のまま残っていた個体という点も含め、
道具としても、デザインの資料としても、状態の整った一点です。
特徴
-
回転で開閉する湿気防止機構
胴の口部と栓下部をスリ合わせ・磨き仕上げにし、特定のカット面同士を合わせたときだけ粉末が出る“隙間”が生まれる設計。栓を約1/3周回すと閉じて湿気を抑える思想。 -
透明の中にある精度
クリスタルガラスの素材感と、研磨面の精度が機能そのものになっています。 -
資料掲載
『SD スペースデザイン No.410(1998年11月)特集:「白」と「透明」の詩:モダンデザインの秀作135』p.116 掲載。
このアイテムが似合う暮らし
調味料を“見せる”暮らしではなく、手順が静かに整う暮らし。
白い器、乾いた木、金属のトレイ。そこに透明が一つ入ると、空気が締まります。
素材・サイズ
-
素材:クリスタルガラス
-
サイズ:高さ 8.3cm × 直径 φ5.5cm
-
点数:1点
状態
未使用品
迎える理由
選定理由:
「調味料容器」という最小単位で、機能と造形が完全に同居しているため。開閉=所作、という設計が残っている。
比較した視点:
一般的な“穴あき蓋”の容器(常時開放)との違い/湿気対策が形の外付けでない点/透明素材で“機構”を隠さない点。
判断の結論:
日用品の枠を越えた、小さなモダンデザインの標本。Helveticaの棚に残すべき道具。
(補足としての価値・未来性)
プロダクトは大きくなくていい。精度があれば、生活の側が整う。そういう時代の答えです。
発送について
丁寧に梱包し、追跡可能な方法にて発送いたします。
ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。
ご購入前に不安な方へ
塩と胡椒のために、ここまで考えられた器です。
オプションを選択








