背に、時間の痕があります。
それでも、この本の芯は揺らぎません。






ルーシー・リー 作品集 Tony Birks 編|Houës Ten 2001年 初版第1刷|ウィーンからロンドンへ 静謐な造形と釉薬
20世紀を代表する陶芸家、ルーシー・リーの生涯と作品を包括的にまとめた作品集。ウィーンからロンドンへと拠点を移しながら確立された、静かで張り詰めた造形と釉薬の感覚を、豊富な図版とテキストで辿る一冊です。
著者トニー・バークスによる解説に加え、関係者の証言、三宅一生による寄稿も収録。単なる図録ではなく、思想・背景・人間像までを含めた「読む資料」として成立しています。
特徴
・ルーシー・リーの生涯と制作を「通史+作品」で追える構成
・図版の再現性が高く、鑑賞としても成立
・Tony Birksによる解説/関係者証言/三宅一生の寄稿を収録
・資料性が高く、蔵書・研究・参照用として強い一冊
このアイテムが似合う暮らし
器や工芸を「使うもの」から「思想の結晶」として眺めたい人へ。静かな光の入る部屋、机上に置いて必要な頁を繰る。陶芸を学ぶ手元にも、審美の軸を確かめる書棚にも、長く残る資料として機能します。
書誌情報
・出版社:ヒュース・テン
・発行年:2001年(初版第1刷)
・製本:ソフトカバー
・ページ数:228頁
・サイズ:280 × 220 mm
状態
・表紙・本文:概ね良好
・天・小口:経年による薄いシミあり
・背:背の糊が経年で弱り、背固めに浮きが出ています(剥離しかけ)
・全体:保管に伴う軽度の歪みがあります
※通読・閲覧には支障ありません。
※状態は画像を優先してご確認ください。
迎える理由
選定理由:
価格以上の資料性があり、ルーシー・リーの「造形と言葉」を同時に押さえられるため。
比較した視点:
単なる図版集か、背景・証言・寄稿まで含む「読む資料」か。後者として成立している点を重視。
判断の結論:
状態に難はあるが、蔵書・研究・参照用として十分に価値がある。鑑賞目的でも成立。
(補足としての価値・未来性)
作品写真の再現性が高く、参照頻度が上がるタイプの本。陶芸・工芸・デザイン文脈の棚で、基準点として残りやすい一冊です。
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