










大嶽有一|鉄の小品 彫刻作品《無題》|1996年制作
彫刻家・大嶽有一による、1996年制作の鉄の小品彫刻作品です。
大嶽有一は1949年、岐阜県多治見市生まれ。
名古屋造形芸術短期大学彫刻科および専攻科を修了後、1972年よりスイス・ジュネーヴに滞在。
州立美術学校彫刻科・専攻科を卒業し、銅版画制作を経て、1980年に帰国。
以降、多治見を拠点に鉄彫刻の制作を続けてきました。
京都の古美術商 SHINYA をはじめ、国内各地のギャラリーで個展を重ね、
2020年には第10回 円空賞を受賞しています。
本作は、そうした作家の制作の中でも、
鉄という素材と、時間の作用に静かに向き合っていた時期の小品です。
作品について
鉄の板を用い、均整の取れたシンプルなフォルムを追求する大嶽の作品は、
制作後すぐに完成するものではありません。
雨風にさらし、腐食を受け入れることで生まれる錆の表情が、
造形の一部として定着していきます。
この小さな彫刻もまた、
形そのものより、置かれた時間と環境によって印象を変えていく作品です。
球体から伸びる緊張感のある造形は、
主張しすぎることなく、空間の中で静かに存在します。
展示文脈
大嶽有一の作品は、
オークション市場や大量流通を主戦場とするものではなく、
素材と造形に向き合う文脈の中で紹介されてきました。
近年には、ARTS&SCIENCE 青山にて作品群が紹介され、
ファッションを提案する空間の中で、
彫刻という行為そのものが持つ静けさと時間性が提示されています。
この作品が似合う空間
花を一輪添えたとき、
あるいは何も置かず、余白の中に据えたとき。
和室や床の間、棚上、静かな書斎など、
「整えすぎない空間」によく呼吸します。
装飾としてではなく、
空間のリズムを整える存在としてお迎えください。
迎える理由
すぐに答えが出るタイプの作品ではありません。
手元に置き、眺め、空間に置いて初めて意味を持ちはじめます。
価格や履歴ではなく、
どこに置き、どのような時間を共に過ごすか。
その問いを引き受けられる方へ、静かに手渡したい一点です。
発送について
ご注文後3〜5営業日以内に発送いたします。
年末年始などはお届けまでにお時間をいただく場合がございます。
ご購入前に不安な方へ
すぐに答えは出ません。
置かれた時間の中で、静かに輪郭を現す作品です。
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