元精神科医という経歴を持つミラノの陶芸家、グイド・デ・ザンの作品。
“言葉や態度でごまかしても、本当の感情や人柄は顔の表情に表れる。”
そんな一瞬を切り取ったかのようなアート作品です。
陶芸を始めた数年は “ろくろ” を使い器などを制作していた彼は、手とへらだけで形成していく日本の「楽焼」という技術に出会って以降は、その研究に10年以上の時間を費やします。
繊細さのなかの知的な面白さは、現代彫刻を眺めているとき同様に、いえ、街を歩いていて出くわすアートのように、ときに待ち合わせ場所のシンボルとして眺めても楽しいかも。
今回ご紹介する人物像シリーズは、2011年に制作されたものです。
サイズ:35 × 170 mm (台座含まず)