




Flowers|上田義彦 写真集 1997年|葛西薫装丁|光琳社
花を、装飾としてではなく、状態として捉えた写真集。
四方へ開く花。
折れ、俯く花。
水に沈む花。
白い背景の中で、花瓶やガラスの器に置かれたそれらは、ただの植物ではなく、時間の断面として立ち上がる。
上田義彦の視線は、美しさを固定しない。
崩れかけた瞬間、均衡が揺らぐ一瞬に、静かに焦点を合わせている。
整った花ではなく、移ろう花。
その揺れを受け止めるための一冊。
特徴
・白背景で統一されたミニマルな構成
・生と衰退のあいだを捉えた花のイメージ
・葛西薫による静かな装丁設計
・1990年代日本写真集の一つの到達点
シンプルでありながら、視線の持続を要求する構造。
このアイテムが似合う暮らし
何も置かれていない余白のある部屋。
朝の光がゆっくり入る机。
花を飾る人、または飾らない人の棚。
美しさを“保つ”のではなく、“見送る”感覚を持つ空間に合う。
書誌情報
・タイトル:Flowers
・著者:上田義彦
・装丁:葛西薫
・出版社:光琳社
・刊行年:1997年
・装丁:スリーブケース・ハードカバー
・サイズ:325 × 263 mm
状態
スリーブケースおよび表紙にスレ・薄汚れあり。
本文は概ね良好(並程度)。
迎える理由
選定理由:
花というモチーフを、装飾ではなく「状態」として捉えている点。
比較した視点:
・上田義彦作品集としての希少性
・葛西薫装丁による完成度
・植物写真集としての静けさと強度
・1990年代日本写真集としての資料性
判断の結論:
飾るための花ではなく、時間の移ろいを受け止めるための一冊。
写真、装丁、植物、余白の感覚を重視する人に向く。
(補足としての価値・未来性)
上田義彦と葛西薫の仕事が交差した写真集として、単なる植物写真集以上の価値がある。
静かな本だが、長く棚に残る力がある。
発送について
追跡可能な**佐川急便(送料一律 660円)**にて、丁寧に梱包し発送いたします。
ご購入前に不安を感じられる方へ
▶ ご購入の流れを見る
▶ お問合せフォームより、お気軽にご相談ください
この静けさを迎える。
オプションを選択













