




Mario Bellini × Dieter Thiel|Vitra「FIGURA」オフィスチェア|1994年 グッドデザイン賞|ヴィンテージ
1990年代、オフィス家具が「効率」から「身体性」へと明確に舵を切った時代。
Vitra社の〈FIGURA〉は、その転換点を象徴する一脚です。
Mario Bellini × Dieter Thiel による共同設計。
可動・支持・安定という三つの人間工学的要素を、過剰な装飾なく一体化させています。
この個体は、
ブラウン管テレビとコンクリート打ち放しの空間で、日常的に使われてきました。
愛用者は、日本における女性プロダクトデザイナーの先駆的存在の一人。
設計する側の視線と、使い込まれた時間が、この椅子に静かに残っています。
特徴
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Mario Bellini × Dieter Thiel 共同デザイン
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Vitra International AG クライアントワーク
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背・座・アームを一体化したエルゴノミクス設計
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1990年代特有の都会的カラーリング
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実使用に裏打ちされた明確な来歴あり
このアイテムが似合う暮らし
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打ち放しコンクリートのワークスペース
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90年代モダン建築の一室
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機能と思想が同居する書斎
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装飾を排した編集的な空間
「新しさ」ではなく、
一度更新された価値が、そのまま残っている空間に向いています。
素材・サイズ
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ベース:樹脂 × スチール
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張地:ファブリック
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キャスター付き
※詳細寸法は計測後追記
状態
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昇降機能は動作しますが、上下の可動範囲が本来より限定されています。
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座面裏のボタン操作による昇降構造は、設計としては非常にユニークですが、
現状は 動作にやや癖があり、スムーズさには欠けます -
ファブリックに 経年による汚れ・シワ・使用感あり
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構造・キャスター・可動部に致命的な不具合はなく、
座る・作業するという基本機能は現役
迎える理由
選定理由:
90年代オフィスデザインの転換点を示す、思想と実装が一致した実物であること。
比較した視点:
同時代のVitra製タスクチェア、およびBellini単独作品との設計思想の差異。
判断の結論:
量産プロダクトでありながら、
使用者の来歴と時間の蓄積によって「一点物の記録」へと変化している。
補足としての価値:
女性デザイナーが“使う側”として選び続けた事実は、
この椅子を単なるプロダクトから、思想の痕跡へと引き上げています。
ご購入前に不安な方へ
時間によって選ばれた椅子。
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