カート
カートが空です
アンディ・ウォーホルの版画作品を、1962年から1985年まで年代順にたどるカタログ・レゾネです。
キャンベル・スープ缶、マリリン・モンロー、毛沢東、花、牛、著名人の肖像。ウォーホルは、広告や報道写真、大衆文化のイメージを反復し、シルクスクリーンという複製技法を通して作品へと変換しました。
本書には390点以上の図版を掲載し、そのうち344点をカラーで収録。個々の作品を鑑賞するだけでなく、同じイメージの色彩や構成を変えながら展開していく制作の過程を、まとまった形で確認できます。
Frayda FeldmanとJörg Schellmannの編集による、ウォーホルの版画研究における基本資料の一つです。
ウォーホルの版画において、反復は単なる複製ではありません。
同じ顔、同じ商品、同じ写真を繰り返すことで、イメージは固有の意味を失い、記号として流通し始めます。一方で、色のずれや印刷の差異によって、一枚ごとの違いも浮かび上がります。
大量生産と一点物。商業イメージと美術作品。消費と保存。
ウォーホルの仕事は、対立するように見えるこれらの要素を切り分けるのではなく、同じ画面の中に並置しました。
本書は、ポップ・アートを図像の派手さだけで見るのではなく、複製、流通、価値の成立という構造から考えるための視点を残しています。
・タイトル:Andy Warhol Prints: A Catalogue Raisonné・作家:Andy Warhol・編者:Frayda Feldman、Jörg Schellmann・出版社:Abbeville Press・刊行年:1985年・装丁:クロス装ハードカバー、ダストジャケット・サイズ:約26.5 × 24.4cm・ページ数:119ページ・言語:英語・図版:390点以上、うち344点カラー
中古品。
ダストジャケットに経年による擦れ、縁の傷みがあります。三方に経年によるシミが見られます。
見返しにはテープを剥がした跡があります。本文には経年感がありますが、図版の鑑賞と通読に大きな支障はありません。
状態の詳細は掲載画像をご確認ください。
選定理由:アンディ・ウォーホルの版画作品を、1962年から1985年まで体系的に確認できる資料性を評価しました。
比較した視点:一般的な作品集ではなく、作品情報を整理したカタログ・レゾネであること。さらに、390点以上の図版によって、反復される図像と色彩の変化を比較できる点を重視しました。
判断の結論:経年によるシミや見返しのテープ跡はありますが、ウォーホルの版画制作を研究・確認するための基礎資料として、手元に置く価値があります。
一つの代表作を見るための本ではありません。同じイメージが変奏され、流通し、作品として定着していく過程を見るための一冊です。
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