





a+u臨時増刊 H&deM ヘルツォーク・アンド・ド・ムーロン 1978-2002|Herzog & de Meuron
建築の形だけではなく、素材そのものが建築の表情をつくる。
ヘルツォーク・アンド・ド・ムーロンの仕事を見ていると、煉瓦、コンクリート、ガラス、金属、木といった素材が、単なる仕上げではなく、建築を成立させる重要な要素として扱われていることに気づきます。
本書は、彼らの1978年から2002年までの仕事をまとめた『a+u』臨時増刊。
初期のブルー・ハウス、ストーン・ハウスから、リコラ社の一連の建築、エバースヴァルデ高等技術学校図書館、テイト・モダンへ。そしてプラダ・東京をはじめとする当時進行中のプロジェクトまで、約25年間の仕事を一冊で辿ることができます。
作品を時系列で見ていくと興味深いのは、特定の様式を繰り返していないことです。
建物ごとに素材や表皮、構造との関係を考え直し、その場所と用途に応じた建築をつくっている。
一方で、素材の扱い方や、建築の表面をどのように見せるかという問いは、一貫して残っています。
完成した建築を見るための作品集としてだけでなく、ひとつの建築家ユニットが約25年間に何を考え、どのように建築を変化させていったのかを見る資料として面白い一冊です。
326ページという十分なボリュームがあり、図版や図面を眺めながら何度でも戻ることができます。
建築を学ぶ人はもちろん、素材、プロダクト、空間、表面のつくり方に関心のある人にも残しておきたい資料です。
この本が残した視点
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素材は建築を覆うものではなく、建築そのものをつくる表現になり得る
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1978年から2002年までの仕事を通して、H&deMの建築思想の変化を追うことができる
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リコラ社の建築、テイト・モダンなど、後の現代建築に大きな影響を与えた代表作をまとまった形で参照できる
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完成作品だけでなく、当時進行中だったプロジェクトを含め、2000年代初頭のH&deMの現在地を記録している
書誌情報
・タイトル:a+u臨時増刊 H&deM ヘルツォーク・アンド・ド・ムーロン 1978-2002
・建築家:Herzog & de Meuron(ヘルツォーク・アンド・ド・ムーロン)
・出版社:エー・アンド・ユー
・判型:A4変型
・ページ数:326ページ
・言語:日本語・英語
・収録論考:ジャック・ヘルツォーク、ピエール・ド・ムーロン、伊東豊雄ほか
状態
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