




驚異の部屋 Chamber of Curiosities KUM Version|京都大学総合博物館 コレクション図録
世界を理解する方法が、まだ分類されきっていなかった時代。
人々は珍しい動物、鉱物、骨格、工芸品、科学器具を集め、一つの部屋に並べました。
それが「驚異の部屋(Cabinet of Curiosities)」です。
本書は、東京大学総合研究博物館と京都大学総合博物館による展覧会『驚異の部屋』の京都大学版図録。
京都大学総合博物館が所蔵する標本群を中心に構成され、鳥類の剥製、動物骨格、海洋生物、解剖標本などが、まるで美術作品のような静けさで撮影されています。
ここに収められているのは単なる学術資料ではありません。
自然を理解しようとした人間の欲望そのものです。
科学が完成する以前の好奇心。
分類される以前の世界。
本書は標本図鑑でありながら、同時に人類の知の歴史を写した写真集でもあります。
視点
- 「驚異の部屋(Cabinet of Curiosities)」という知の原型を現代から見直す試み
- 京都大学総合博物館が収蔵する貴重な学術標本コレクション
- 標本を資料ではなく造形物として見る視点
- 自然史・博物学・美術・デザインが交差する領域
- 収集する行為そのものに宿る人間の知的欲望
書誌情報
・タイトル:驚異の部屋 Chamber of Curiosities KUM Version
・発行:東京大学総合研究博物館/京都大学総合博物館
・出版社:東京大学出版会
・刊行年:2013年
・装丁:ソフトカバー
・サイズ:300 × 230mm
・ページ数:109ページ
状態
状態良好。
本文・図版ともに鑑賞に支障のないコンディションです。
迎える理由
選定理由:
自然史標本を収録した図録でありながら、美術書としても成立する高い造本・写真表現を備えているため。
比較した視点:
一般的な自然史図鑑や博物館図録と比較し、本書は標本の情報量だけでなく、「驚異の部屋」という文化史的視点まで含めて編集されている点を評価しました。
判断の結論:
博物学、デザイン、収集文化に興味を持つ方にとって、資料性と視覚性を兼ね備えた優れた一冊です。
現代では、あらゆるものが検索でき、分類されています。
しかし本書に収められた標本たちを眺めていると、人間がまだ世界を理解しきれていなかった時代の熱量が伝わってきます。
分からないから集める。
知りたいから残す。
その純粋な好奇心が、この本の中心にあります。
発送について
-
全国一律:660円(佐川急便)
-
丁寧に梱包し、追跡可能な方法にて発送いたします
-
状態確認など、ご不明点はお気軽にお問合せください
ご購入前に不安を感じられる方へ
▶ ご購入の流れを見る
オプションを選択




