



DANESE TIMOR ティモール ラベンダー|エンツォ・マーリ 万年カレンダー 新品・数量限定カラー
1967年、エンツォ・マーリがDANESEのためにデザインした万年カレンダー「TIMOR(ティモール)」。
数字、曜日、月を記したプレートを回転させ、その日の情報だけを前面に残す。
電池も、電源も必要ありません。
毎日、自分の手で日付を変える。
その単純な動作まで含めて設計された、DANESEを代表するプロダクトです。
こちらは、ラベンダーの数量限定カラー。
「紫」と聞いて想像する濃い色ではありません。
白を含んだような淡い紫。
少し青みがあり、光によってはピンクにも近づく。
黒い数字と白いプレートで構成されたTIMORの明快なグラフィックに、柔らかなラベンダーが加わっています。
定番色のTIMORとは、かなり印象が異なります。
空間を強く支配する色ではありません。
しかし、視界に入ると確実に残る。
万人に向く色ではないからこそ、この色でなければならない人がいる。
そう判断して選んだ一台です。
特徴
TIMORの構造は、極めて単純です。
数字、月、曜日が記された樹脂製のプレートを回転させ、不要な部分を本体の内側へ送り込むことで、現在の日付だけを表示します。
説明がなくても、触れば使い方が分かる。
機能と形が分離していない、エンツォ・マーリらしい設計です。
1967年のデザインでありながら、現在も古びて見えません。
むしろ、スマートフォンやデジタル表示によって時間が自動更新される現在だからこそ、毎日一度、手で日付を変える行為が残ります。
今回の個体で特徴的なのは、やはり色です。
一般的な紫よりも淡く、ラベンダーに近い発色。
黒いタイポグラフィとのコントラストを保ちながら、TIMOR本来の硬質さを少し和らげています。
正面から見るとグラフィックとして。
斜めから見ると、小さな構造体として。
色が柔らかいからこそ、TIMORそのものの形が見えてきます。
このアイテムが似合う暮らし
白やグレーを基調とした空間に、少しだけ色を置きたい場所。
木の家具が多く、原色ではなく、静かな差し色を求めている部屋。
本棚の前。
デスクの上。
サイドボードの一角。
ラベンダーは、誰にでも似合う色ではありません。
だからこそ、この色に惹かれる人の部屋では、定番色よりも自然に収まる可能性があります。
毎朝、日付を変える。
TIMORは自動では進みません。
触れなければ、昨日のままです。
その少しの不便さまで含めて、暮らしの中に置くプロダクトです。
素材・サイズ
・デザイン:Enzo Mari(エンツォ・マーリ)
・ブランド:DANESE(ダネーゼ)
・商品名:TIMOR(ティモール)
・デザイン年:1967年
・カラー:ラベンダー
・素材:ABS樹脂
・サイズ:約 高さ160 × 幅170 × 奥行90 mm
・製造国:イタリア
・付属品:元箱
状態
新品です。
元箱が付属します。
製造の都合上、ABS樹脂の表面に細かなスレ跡やバリが見られる場合があります。
これらは製品の素材および製造工程によるもので、不良ではありません。
掲載写真は実物を撮影しています。
迎える理由
選定理由:
選品舎でDANESEの新品を扱うにあたり、定番を並べるだけではなく、このブランドの幅が見えるものを置きたかったため。
比較した視点:
希少性だけではなく、ラベンダーという色がTIMORの造形とタイポグラフィを損なっていないかを見ました。
判断の結論:
万人向けの色ではありません。
しかし、この色を探している人にとっては、定番色では代替できません。
Helveticaが通常選ぶ色調からも、少し外れています。
それでも残したのは、この色にしか反応しない人がいると判断したからです。
DANESEを代表する完成された形。
その上に置かれた、淡いラベンダー。
定番だから選ぶのではなく、色まで含めて選ぶ。
この一台は、そういう人のためのTIMORです。
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