




Enzo Mari エンツォ・マーリ|Mezzaluna ミンチングナイフ 1986年 Zani & Zani イタリア製
道具でありながら、彫刻のような佇まい。
イタリアを代表するデザイナー、エンツォ・マーリ(Enzo Mari)が1986年にZani & Zaniのために手がけた「Mezzaluna(メッツァルーナ)」。
Smith & Smithシリーズのひとつとして生まれた、ステンレススチール製のキッチンツールです。
半月状に緩やかな弧を描く刃と、両端から垂直に立ち上がる二つのハンドル。
装飾を加えるのではなく、機能から導き出された形そのものが、美しさを備えています。
実物を手にすると、想像していた以上の大きさに驚かされます。
幅24cmという存在感。薄い金属板から生まれた軽やかな輪郭と、空間を大きく取り込む立体的な構成。
キッチンツールという用途を知らなければ、ひとつの金属彫刻として眺めてしまうかもしれません。
日用品と造形物の境界を、静かに曖昧にする一品です。
特徴
機能が生み出した彫刻的な造形
Mezzalunaは、イタリア語で「半月」を意味します。
その名のとおり、湾曲した刃を左右に揺らすことで、ハーブや野菜などの食材を細かく刻むための道具です。
両端には折り返された金属製のハンドルが設けられ、手で握って操作する構造になっています。
特徴的なのは、刃とハンドルがつくり出す大胆な余白。
金属の厚みを抑えながら、曲線と直線を組み合わせることで、見る角度によって異なる表情が現れます。
正面からは左右対称の構築的な姿に。側面からは、薄い金属が描く繊細な曲線に。
エンツォ・マーリが追求した、合理性と造形美の関係を感じさせるデザインです。
このアイテムが似合う暮らし
キッチンの壁に掛ける。
あるいは、ステンレスや木製の調理台に、そのまま置いておく。
使わない時間にも、美しい輪郭を楽しめる道具です。
無垢材の家具、石や金属の素材感を生かした空間、装飾を抑えたモダンなキッチンにも自然に馴染みます。
もちろん、実際に料理をするための道具として。
ただし、このMezzalunaの魅力は、用途だけでは語りきれません。
暮らしの中に、ひとつの彫刻を迎える。
そんな感覚で選びたいプロダクトです。
素材・サイズ
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デザイナー:Enzo Mari(エンツォ・マーリ)
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製品名:Mezzaluna(メッツァルーナ)
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シリーズ:Smith & Smith
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メーカー:Zani & Zani
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デザイン年:1986年
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素材:ステンレススチール
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サイズ:約19.5 × 24 × 1.8cm
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用途:ミンチングナイフ/ハーブチョッパー
状態
ヴィンテージ品。
ステンレス表面に、経年使用に伴う細かな擦れや小傷、部分的なくすみが見られます。
大きく目立つ変形は、写真からは確認できません。
製品には「ENZO MARI per ZANI&ZANI」の刻印が確認できます。
詳細な状態は掲載写真をご確認ください。
迎える理由
選定理由:
調理器具としての機能を持ちながら、独立した造形物としても成立していること。
とりわけ、半月状の刃と垂直に立ち上がるハンドルがつくり出す構成に惹かれました。
比較した視点:
一般的なキッチンツールが収納性や操作性を優先するのに対し、このMezzalunaは、道具としての構造そのものが強い視覚的存在感を持っています。
幅24cmという大きさも、単なる調理器具とは異なる印象を与えます。
判断の結論:
使うための道具であり、眺めるための造形物でもある。
その二つが無理なく共存していることに、エンツォ・マーリのデザインの価値を感じます。
機能を失わず、美しさだけが独立することもない。
日常の中に置く彫刻として、長く残したい一品です。
発送について
丁寧に梱包し、追跡可能な方法にて発送いたします。
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