カート
カートが空です
フランク・ロイド・ライトが設計した旧帝国ホテルを、実測図面と写真によって記録した建築資料です。
明石信道が解体直前に行った実測調査をもとに、建物の構成、意匠、空間の細部を図面と文章で解説。村井修による写真を組み合わせ、現存しない建築の全体像を伝えています。
玄関、大谷石による装飾、客室、家具、照明、建物内部の構成まで、完成後の印象だけでは捉えられない設計の密度を確認できます。
移築保存された玄関部分だけでは見えにくい、旧帝国ホテルという建築全体を検証するための一冊です。
建築作品集であると同時に、失われる直前の建物を、測り、撮影し、記録することで残した資料でもあります。
・タイトル:フランク・ロイド・ライトの帝国ホテル・著者:明石信道・写真:村井修・出版社:建築資料研究社・刊行年:2010年・装丁:ソフトカバー・サイズ:27 × 21cm・ページ数:167ページ・ISBN:978-4-87460-814-2
背表紙上部に小さな剥がれ跡があります。そのほか、表紙にわずかなスレがあります。
本文および図版は概ね良好で、通読・資料の参照に支障はありません。
選定理由:現存しない旧帝国ホテルを、印象や回想ではなく、実測図面と写真によって具体的に検証できるため。
比較した視点:一般的なフランク・ロイド・ライトの作品集では、建物の外観や代表的な空間が中心になります。本書では、寸法、構造、装飾、家具、照明まで記録され、建築を構成する細部へ踏み込めます。
判断の結論:旧帝国ホテルを象徴的な名建築として眺めるだけでなく、設計された実体として理解するために残す価値がある一冊です。
建築は、失われた瞬間に確認できなくなります。
本書に残された図面と写真は、建物を懐かしむための記録ではなく、後世が再び検証するための根拠です。
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