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今右衛門の色鍋島|十三代・十四代今泉今右衛門 人間国宝作品集|展覧会図録 2017年

伝統とは、同じ形を繰り返すことではない。

江戸時代の鍋島藩窯で生まれた色絵磁器「色鍋島」と、その技術を現代へ継承してきた今泉今右衛門家の歩みを紹介する展覧会図録です。

2017年に開催された「今右衛門の色鍋島―煌めく人間国宝の技と美、そのルーツ」にあわせて刊行されました。

江戸期の藩窯鍋島焼から、十代、十一代、十二代、十三代、十四代今泉今右衛門の作品までを収録。約370年にわたる色鍋島の技術と造形の変遷を、一冊の中で辿ることができます。

十三代今泉今右衛門による「吹墨」「薄墨」「吹重ね」、十四代今泉今右衛門による「墨はじき」など、伝統的な技法を基盤としながら生まれた新しい表現も紹介。

色、余白、文様、器形の関係を通して、色鍋島がどのように守られ、更新されてきたのかを確認できる資料です。


特徴

本書は、江戸期の藩窯鍋島焼と、近代以降の今泉今右衛門家の作品をあわせて紹介した公式図録です。

歴代の作品を年代順に並べることで、同じ色鍋島という枠組みの中にありながら、各代が異なる技法と造形を追求してきたことが分かります。

十三代は、吹墨や薄墨などによって、伝統的な色絵磁器に抑制された陰影と奥行きを加えました。

十四代は、墨はじきの技法を取り入れ、文様と余白の関係をより繊細に展開しています。

器の装飾だけでなく、制作技法、家系による継承、近代工芸の形成を考えるうえでも資料性の高い一冊です。


この本が残した視点

  • 伝統は固定された形式ではなく、各時代の作り手によって更新され続けるものであること。
  • 色鍋島の美しさは、華やかな色彩だけでなく、余白と文様の均衡によって成立していること。
  • 技法の継承とは、過去の再現ではなく、制約の中から新しい表現を生み出すことであること。
  • 一つの家系を通して作品を見ることで、日本工芸における個人性と継承の関係が見えてくること。
  • 器は実用品であると同時に、時代の美意識と技術を記録する造形物であること。

書誌情報

・タイトル:今右衛門の色鍋島―煌めく人間国宝の技と美、そのルーツ
・編集:山口県立萩美術館・浦上記念館、朝日新聞社
・出版社:朝日新聞社
・刊行年:2017年
・装丁:ソフトカバー
・サイズ:28 × 22.5cm
・ページ数:263ページ
・言語:日本語


状態

表紙および本文に、閲覧を妨げる大きな傷みはありません。

全体として概ね良好な状態です。

展覧会図録および古書であるため、保管や閲覧に伴うわずかな擦れ、経年変化はご了承ください。


迎える理由

選定理由:
江戸期の藩窯鍋島から現代の今泉今右衛門まで、色鍋島の歴史と技法を一冊で確認できるため。

比較した視点:
特定の作家や一つの時代に限定された作品集ではなく、歴代の制作を通して、伝統の継承と変化を比較できること。

判断の結論:
陶磁器作品を鑑賞するためだけでなく、日本工芸における技法、家系、革新の関係を考える資料として残す価値があると判断しました。

色鍋島の華やかさだけでなく、その背後にある技術と抑制を読み取れる一冊です。


発送について

追跡可能な**佐川急便(送料一律 660円)**にて、丁寧に梱包し発送いたします。


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今右衛門の色鍋島|十三代・十四代今泉今右衛門 人間国宝作品集|展覧会図録 2017年
今右衛門の色鍋島|十三代・十四代今泉今右衛門 人間国宝作品集|展覧会図録 2017年 セール価格¥3,300

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