イサム・ノグチ TOOLS 図録｜竹中大工道具館 企画展カタログ 2023 / Isamu Noguchi: Tools

2023年に竹中大工道具館で開催された企画展「イサム・ノグチ TOOLS」の公式図録です。
木や石、金属、粘土、紙――多様な素材を扱った彫刻家イサム・ノグチが、実際に手にしてきた道具と作品の関係をたどる内容になっています。

ニューヨークのノグチ・ミュージアムに保存されている大工道具・石工道具・フランス製鋸ヤスリ、＜あかり＞の制作道具などを、作品写真や制作風景とともに掲載。東西の道具が混ざり合うノグチならではの「ハイブリッドなアトリエ」が紙面上に立ち上がります。

花崗岩・玄武岩の彫刻や＜あかり＞の写真、香川・牟礼のアトリエでの制作風景も収録されており、ノグチの創作が「道具」「素材」「技術」の結び目から立ち上がっていくプロセスを追体験できる一冊です。

特徴

・竹中大工道具館「イサム・ノグチ TOOLS」公式展覧会図録
・ノグチが実際に使用した木工・石工・金工・＜あかり＞関連の道具を中心に構成
・道具のディテール写真と、完成した彫刻・ライトスカルプチャーを対比しながら掲載
・香川・牟礼やニューヨークのアトリエ風景写真を収録
・ノグチの歩みと、東西の道具文化が混ざり合うプロセスを解説したテキスト
・グレーの厚紙カバーに、黒のタイポグラフィのみで構成されたミニマルな装丁

このアイテムが似合う暮らし

イサム・ノグチの作品集や建築・プロダクトデザインの本と並べて、本棚の一角を「道具と彫刻」の棚としてまとめると相性が良い一冊です。

アトリエやワークスペースの手の届く場所に置いておけば、ページをめくるたびに、素材に向き合う視線や道具の扱い方のヒントが得られます。
＜あかり＞やヴィンテージのスタンドライトのそばに立てかけておくと、光と影の関係まで含めてひとつのインスタレーションのように楽しめます。

書誌情報

・発行：竹中大工道具館
・発行年：2023年
・仕様：ソフトカバー／フルカラー
・判型：A4判（約30.0 × 21.0 cm）
・ページ数：67ページ
・テキスト：日本語（＋一部英語）
※サイズ・ページ数はおおよその目安です。実測値を優先してください。

状態

・古本としては良好なコンディション
・表紙にごく軽いスレ・小キズ程度
・中ページに目立つ折れ・書き込み・破れなし
・通読には支障のない、きれいな保存状態です

迎える理由

イサム・ノグチの作品集は多くありますが、「道具」にここまでフォーカスした図録は多くありません。
彫刻そのものではなく、「どうやってそこにたどり着いたのか」を追いたい方にとって、制作プロセスの資料として価値の高い一冊です。

ノグチの石彫や＜あかり＞をすでにお持ちの方はもちろん、クラフト・木工・プロダクトデザインに関わる方にとっても、道具と手仕事の関係を考えるための良質なリファレンスとなります。
東西の技術が交差したノグチのアトリエを、自分の書棚の中に一つ、迎え入れる感覚でお付合いください。

発送について

追跡可能な**佐川急便（送料一律 660円）**にて、丁寧に梱包し発送いたします。

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道具から辿るノグチの思考を、書棚に。