カート
カートが空です
写真の表面に残るもの。
皮膚の皺、衣服の傷み、建物の壁、時間によって変質した物質。石内都は、それらを単なる古さや損傷としてではなく、人や土地が生きた時間の痕跡として写してきました。
『石内都 肌理と写真|Ishiuchi Miyako: GRAIN AND IMAGE』は、約40年にわたる活動を「肌理(きめ)」という言葉から捉え直した展覧会の公式図録です。
初期の「横浜」「Apartment」「連夜の街」から、「Mother’s」「Frida by Ishiuchi」「ひろしま」まで、未発表作を含む約240点を収録。都市の表面、女性の身体、衣服、遺品へと移っていく視線の変化を、一冊のなかで連続して確認できます。
石内都本人による文章のほか、逢坂恵理子、ジェフリー・アングルス、リック・オウエンス、大澤紗容子による論考を掲載。作品リスト、撮影地図、年譜、主要文献目録も備えた資料性の高い一冊です。
見返しには、石内都の署名と「2019.2.9」の日付が記されています。
石内都の写真に写るのは、人そのものだけではありません。
人が去った部屋。肌に残った傷。母が身につけていた衣服。被爆者が遺した品々。
そこにあるのは、姿を失ったあとにも物質の表面に残り続ける、時間と記憶です。
「肌理」という言葉は、皮膚や布、壁面の物理的な質感だけを指すものではありません。触れることのできない過去を、写真の表面からどのように読み取るか。その方法を示す言葉でもあります。
本書は、写真を記録として見るだけでなく、物に沈着した時間を読み取る行為として捉え直す視点を残しています。
・タイトル:石内都 肌理と写真・英題:Ishiuchi Miyako: GRAIN AND IMAGE・著者:石内都・出版社:求龍堂・刊行年:2017年初版・装丁:ハードカバー、ジャケット・サイズ:約25.8 × 18.5cm・ページ数:250ページ・ISBN:978-4-7630-1726-0・付記:見返しに石内都の署名・日付入り
・横浜・Yokohama Days・金沢八景・Apartment・yokohama 互楽荘・1906 to the skin・Bayside Courts・連夜の街・絹・阿波人形浄瑠璃・絹の夢・幼き衣へ・Rick Owens’ Kimono・無垢・不知火の指・Innocence・遺されたもの・Mother’s・Frida by Ishiuchi・Frida Love and Pain・ひろしま
論考、作品リスト、撮影地図、年譜、主要文献目録を収録。
ジャケット背の上部に、破れと欠損があります。画像で確認できる範囲では、ジャケットの縁に軽微な擦れと傷みがあります。
見返しに、石内都の署名と「2019.2.9」の日付が記されています。献本として渡されたものです。
本文および図版の鑑賞に大きな支障は見られません。
ジャケットの破損を含め、状態は掲載画像をご確認ください。
選定理由:石内都の初期から近年までの仕事を、「肌理」という明確な視点によって横断的に確認できる構成を評価しました。
比較した視点:個別シリーズの写真集ではなく、「横浜」「Mother’s」「Frida by Ishiuchi」「ひろしま」までを連続して収録し、作家の視線の変化と一貫性を一冊でたどれる点を重視しました。
判断の結論:ジャケットには破れがありますが、約240点の作品、複数の論考、年譜と文献目録を備え、さらに本人の署名と日付が残された資料として、手元に置く価値があります。
石内都の写真は、失われたものを復元するものではありません。消えたあとに、何が残るのかを見るためのものです。
本書は、その視線を初期から現在へとたどるための基礎資料です。
追跡可能な**佐川急便(送料一律 660円)**にて、丁寧に梱包し発送いたします。
▶ ご購入の流れを見る
オプションを選択
空間に静けさを添える、一脚の力
椅子/ヴィンテージチェア
空間に重心を与える、“静けさの台座”
テーブル/フロアアイテム
灯りひとつで、空間の気配は変わっていく
照明/ヴィンテージ・中古ライト
細部の余白が、暮らしの温度を変えていく
テーブルウェア
インテリア/雑貨
感情に奥行きを与えるのは、壁にかける静けさ
アート/壁面装飾
記録は、選び直すことで“今”になる
書籍/選び直されたヴィンテージの記録たち
時間と音に、ほんの少しの静けさを
電子機器
「残す商い」のすべてをここに
この世界にふれる旅へ