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カート

カートが空です

岩田専太郎 額装デッサン 1964年 人物画 肉筆作品 額装品

    女性の後ろ姿を静かに描いた岩田専太郎の肉筆デッサンです。

    柔らかく流れる髪、肩から腕へ続く線、わずかに施された彩色。そのすべてが強く語ることなく、見る者の想像に委ねられています。

    画面には落款と1964年の年記が見られ、制作当時の空気を今に伝えています。

    華やかな美人画というよりも、人物の気配や余韻を描こうとした作品。眺めるたびに異なる表情を見せる静かな魅力があります。


    特徴

    岩田専太郎は挿絵画家・日本画家として広く知られ、近代日本美人画を代表する画家である伊東深水に師事しました。

    流麗な線描と女性表現に優れ、多くの文学作品や雑誌挿絵を通じて独自の美人画世界を築いています。

    本作では後ろ姿という抑制された構図を用いながら、女性の存在感や空気感を繊細に描き出しています。

    派手さを求める作品ではなく、日本の人物表現が持つ余韻の美しさを感じさせる一点です。


    視点

    岩田専太郎は伊東深水のもとで学び、美人画の伝統を挿絵や人物表現へと展開しました。

    本作に描かれているのは人物の姿であると同時に、その人物を取り巻く静かな時間です。

    正面ではなく後ろ姿を描くことで、表情を語らずに感情を伝える。

    そこには近代日本美人画が大切にしてきた「余情」の美意識が息づいています。

    空間に飾ったとき、この作品がもたらすのは華やかさではなく静かな気配です。

    見るための絵というより、暮らしの中で共に過ごすための絵と言えるかもしれません。


    素材・サイズ

    作品:紙に鉛筆・淡彩(詳細不明)

    額装:あり

    額サイズ:57 × 44.5 cm

    イメージサイズ:35 × 26 cm


    状態

    作品には経年によるヤケ、シミが見られます。

    額にはスレ、小傷、塗装剥がれが見られます。

    詳細は掲載画像をご確認ください。


    迎える理由

    選定理由:

    女性を描きながら、人物以上に気配や余韻を描こうとしている点。

    比較した視点:

    美人画としての技巧ではなく、空間に置かれた際の佇まいと静けさ。

    判断の結論:

    作品が語る情報量の少なさが、むしろ想像の余地となり、長く付き合える一点と判断しました。

    岩田専太郎は挿絵画家として知られていますが、本作では挿絵的な説明性よりも、日本画に通じる静かな人物表現が前面に現れています。

    1964年という時代を超えてなお、現代の住空間に自然に溶け込む魅力を備えた作品です。


    発送について

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