










加納光於 葡萄弾―遍在方位について 限定800部 署名入 オリジナル版画付 美術出版社 1973年
戦後日本を代表する版画家・加納光於による作品集『葡萄弾―遍在方位について』。
1972年から1973年にかけて制作された「葡萄弾」シリーズを中心に構成された一冊です。
図版だけでなく、作家自身によるテキスト、瀧口修造による別冊『雲の收斂』を収録。さらにオリジナル版画1葉が添えられた限定出版として制作されました。
単なる画集ではなく、版画、テキスト、造本を含めてひとつの作品として構想された加納光於の重要な仕事です。
大型判ならではの余白と緊張感があり、ページをめくるごとに加納光於独自の詩的空間が立ち上がります。
特徴
・加納光於直筆署名入り
・限定800部発行(本書943番)
・オリジナル版画1葉収録
・瀧口修造『雲の收斂』別冊付属
・図版46点(カット含)収録
・大型判による優れた造本設計
・1970年代加納光於の代表作《葡萄弾》シリーズを収録
このアイテムが似合う視点
作品を鑑賞するだけではなく、作品が生まれた思想や構造そのものに触れたい。
そんな視点を持つ方に向いた一冊です。
加納光於の仕事は、版画と文学、イメージと言語、図像と空間が交差する場所にあります。
この本は作品集でありながら、一冊の展覧会であり、一冊の思想書でもあります。
眺めるためではなく、長く向き合うための本です。
書誌情報
・タイトル:葡萄弾―遍在方位について
・著者:加納光於
・出版社:美術出版社
・刊行年:1973年(昭和48年)
・装丁:ハードカバー・カバー・二重函
・サイズ:470 × 308 mm
・ページ数:記載なし
・付録:瀧口修造『雲の收斂』別冊、オリジナル版画1葉
・限定:800部(本書943番)
状態
外函に経年によるシミ、ヤケ、汚れがあります。
内函にも経年感が見られます。
一方で本体および版画は良好な状態を保っており、鑑賞を損なう大きなダメージはありません。
署名も鮮明に残っています。
詳細は掲載画像をご確認ください。
迎える理由
選定理由:
加納光於の代表作《葡萄弾》シリーズを収録し、署名・版画・別冊を備えた限定作品集であること。
比較した視点:
一般的な画集、美術書ではなく、作家自身の表現を造本全体で成立させた作品として評価しました。
判断の結論:
本として読むだけでなく、版画作品として所有する価値を持つ一冊です。加納光於の仕事を理解するうえで重要な位置を占める資料であり、同時にコレクションとしても魅力があります。
現在では市場流通も限られ、署名・版画・別冊が揃った状態で出会う機会は多くありません。
発送について
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