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ル・コルビュジエが手がけた住宅106プロジェクトを、図面、写真、解説によって体系的にまとめた『ル・コルビュジエの全住宅』。
初期の住宅からサヴォア邸、集合住宅、晩年の計画までを通覧し、住宅という建築形式を通して、ル・コルビュジエの設計思想の変化を確認できます。
本書は、東京大学工学部建築学科・安藤忠雄研究室による「住宅のル・コルビュジエ」プロジェクトをもとに構成されています。
個々の代表作だけを切り取るのではなく、実現作と計画案を並べて収録することで、空間構成、形態、構造、都市への視点がどのように展開していったのかを比較できます。
住宅を単独の建物としてではなく、都市や社会、さらには人間の生活全体へ接続する装置として捉えた、ル・コルビュジエの思考を読み解くための基礎資料です。
・タイトル:ル・コルビュジエの全住宅・編者:東京大学工学部建築学科 安藤忠雄研究室・アートディレクション:秋田寛・出版社:TOTO出版・刊行年:2001年・版:初版・装丁:ハードカバー、カバー付・サイズ:21.8 × 15.2 × 3.1cm・ページ数:415ページ
カバーにわずかなスレがあります。本体および本文は概ね良好な状態です。
通読、図面および写真の参照に支障はありません。
選定理由:ル・コルビュジエの住宅作品を、著名な数作品だけでなく、計画案を含む106プロジェクトの連続として確認できるため。
比較した視点:一般的な作品集では完成度の高い代表作が中心になりますが、本書では初期から晩年までを同じ尺度で並べ、設計思想の変化と反復を比較できます。
判断の結論:ル・コルビュジエの住宅を様式や名作として眺めるのではなく、長い試行錯誤の蓄積として理解するために残す価値がある一冊です。
建築家の輪郭は、成功した作品だけでは見えません。
実現されなかった計画、繰り返し現れる構成、少しずつ変化する寸法や形。その連続を追うことで、ル・コルビュジエが住宅を通して何を考え続けたのかが見えてきます。
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