



生誕100年 前川國男建築展|2006年 展覧会図録|日本のモダニズム建築・ル・コルビュジエ
日本の近代建築を切り拓いた建築家、前川國男(1905–1986)。
ル・コルビュジエのもとで近代建築を学び、帰国後はアントニン・レーモンドの事務所を経て独立。戦前から戦後にかけて、日本の社会や都市と向き合いながら、独自の建築を追求し続けました。
本書『生誕100年 前川國男建築展』は、前川國男の生誕100年を記念して開催された展覧会の図録として、2006年に刊行されたものです。
ル・コルビュジエのアトリエで過ごした1928年から、晩年の未完のプロジェクトに至るまで、その仕事を11の章に分けて紹介。
東京文化会館や京都会館をはじめとする建築作品だけでなく、設計思想の変遷、戦後日本の都市や社会との関わりにも目を向けています。
鬼頭梓、山口廣、松隈洋による論考に加え、前川自身の原稿やスケッチ、言葉、年表、文献目録なども収録。
完成した建築の姿だけでは見えてこない、一人の建築家の思考と、その時代を読み解くための資料集です。
特徴
前川國男の生涯と建築を辿る展覧会図録
1928年のル・コルビュジエのアトリエ時代から1980年代まで、半世紀以上にわたる建築活動を年代順に収録。
戦前のコンペ作品、木造モダニズムへの取り組み、戦後の集合住宅、都市への視線、合理主義からの離脱など、時代ごとの課題と建築的な応答を読み取ることができます。
建築思想を掘り下げる論考
鬼頭梓「建築家・前川国男の生涯」、山口廣「前川国男と日本近代建築」、松隈洋「近代建築に生命を吹き込む―前川国男のもとめたもの」を収録。
作品の紹介にとどまらず、日本近代建築史のなかで前川國男が果たした役割を考える手がかりとなります。
自筆資料と充実した資料編
自筆原稿やスケッチ、前川國男の言葉、文献目録、年表、作品分布図などを掲載。
建築作品を調べるための参考資料としても活用できる構成です。
全330ページ、日英併記
日本語と英語による構成で、建築史の研究資料としてだけでなく、国内外の近代建築に関心を持つ方にも開かれた一冊です。
この本が残した視点
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近代建築を、日本の風土と社会のなかで考えること。 ル・コルビュジエから学んだ近代建築の理念を、前川國男はいかに日本の建築へと展開したのか。その過程を辿ることで、日本のモダニズム建築が歩んだ独自の道筋が見えてきます。
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建築を、時代への応答として捉えること。 戦前、戦後復興、高度経済成長期。社会が大きく変化するなかで、建築家が何を課題とし、どのような方法を選び取ったのか。建築は時代と切り離して考えることができないことを示しています。
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合理性だけでは語れない建築の価値。 技術や機能を追求する一方で、都市との関係や人間のための空間を問い続けた前川國男。その歩みは、近代建築が合理主義の先に何を求めたのかを考える契機となります。
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建築家の思考を、作品と資料の両面から読み解くこと。 完成した建築だけでなく、実現しなかった計画やスケッチ、本人の言葉にも目を向けること。一人の建築家の仕事を理解するには、その過程を知ることも欠かせません。
書誌情報
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タイトル:生誕100年 前川國男建築展
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監修:生誕100年・前川國男建築展実行委員会
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編集:松隈洋、稲田威郎、柚花文、谷哲夫、松沢寿重、市田毅
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出版社:生誕100年・前川國男建築展実行委員会
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刊行年:2006年
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装丁:ソフトカバー
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サイズ:約30 × 22.6cm
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ページ数:330ページ
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言語:日本語・英語
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付録:未確認
状態
2006年刊行の古書です。
表紙に若干の擦れ、背に経年による日焼けがあるとされています。
※上記は参考書誌に記載された状態です。販売する現物の状態については、別途確認が必要です。
迎える理由
選定理由:
前川國男の建築を、個々の代表作だけでなく、生涯を通じた思想と方法の変遷から捉えられること。
建築作品の記録に加え、論考や自筆資料、年表などがまとめられており、日本の近代建築を理解するための資料として価値があると判断しました。
比較した視点:
一般的な建築作品集とは異なり、展覧会図録ならではの歴史的な構成と資料性を備えていること。
完成作品の美しさだけでなく、そこに至る思考や時代背景まで読み取れる点を重視しています。
判断の結論:
前川國男を研究する方、日本のモダニズム建築に関する資料を収集する方、そして建築家の思想をより深く知りたい方へ。
一人の建築家が生涯をかけて問い続けたものを、作品と資料の両面から辿ることのできる一冊として選びました。
発送について
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