カート
カートが空です
手のひらに収まる、バウハウスの構造。
1926年、バウハウスの金属工房で活躍したマリアンネ・ブラントによってデザインされた灰皿を、イタリアのALESSIが復刻した「90010/I」です。
円筒形の本体に、漏斗のような上部パーツを重ねた二層構造。中央の球状部分を持ち上げると、灰が下の容器へ落ちる仕組みになっています。
装飾によって美しく見せるのではなく、機能を整理した結果として形が生まれている。バウハウスの思想を、小さな金属器の中に凝縮したプロダクトです。
本品は、鏡面仕上げのステンレス製。真鍮モデルが時間とともに表情を深めていく素材であるのに対し、ステンレスは光を鋭く映し、空間に明快な緊張感を与えます。
旧パッケージと付属冊子が残る、未使用のデッドストック品です。
マリアンネ・ブラントは、男性中心だったバウハウスの金属工房で頭角を現し、照明器具やティーセットなど、現在まで残る多くの金属製品を設計しました。
この灰皿も、球体・円・円筒という単純な幾何学形態から構成されています。
上部パーツは煙草を置くための受け皿であると同時に、灰や吸い殻を下部へ隠す蓋として機能します。視覚的な簡潔さだけでなく、匂いや使用後の痕跡を覆うところまで設計された形です。
ALESSIによる生産開始は1985年。品番「90010/I」は、鏡面研磨されたステンレス製の二分割モデルです。
灰皿としてだけでなく、金属造形として棚やテーブルに置くこともできます。
白やグレーを基調とした空間、木や石など自然素材の中に、金属の輪郭をひとつ加えたい場所に適しています。
灰皿として使わない場合も、アクセサリーや小さな鍵を置く容器、あるいは用途を持たないオブジェとして成立します。
小さいため空間を占有しませんが、鏡面に周囲の光景を映し込むことで、置かれた場所の光を静かに変化させます。
・デザイナー:Marianne Brandt(マリアンネ・ブラント)・ブランド:ALESSI/Officina Alessi・品番:90010/I・デザイン年:1926年・生産開始年:1985年・素材:ステンレススチール・仕上げ:鏡面仕上げ・構造:上下二分割式・サイズ:約 直径11 × 高さ5.5 cm・製造国:イタリア・付属品:外箱、内箱、冊子類
寸法および仕様はALESSIの公式情報に基づきます。
未使用のデッドストック品です。
本体には保管に伴うごく軽微な擦れや曇りが見られる場合がありますが、使用された形跡はありません。
外箱には経年による擦れ、傷み、角の摩耗があります。箱の内側には、以前の所有者によると思われる手書きの書き込みがあります。
付属する冊子や紙類にも、保管に伴う軽微な経年変化があります。
製造年代を示す明確な記載は確認できないため、正確な生産年は分かりません。状態および付属品は掲載写真をご確認ください。
選定理由:灰皿という日用品の中に、バウハウスの構造思想が明確に残されているため。
比較した視点:真鍮モデルが経年変化と素材の重さを見せるのに対し、本品はステンレスの均質さと鏡面の鋭さが際立ちます。旧パッケージと冊子を伴う未使用品であることも選定材料としました。
判断の結論:希少性だけを理由に残すものではありません。約100年前に考案された構造が、現在も一切の古さを感じさせない。その設計の強度を残すための一点です。
使うための器でありながら、使わずとも形だけで成立する。機能と造形の境界に置かれた、小さなバウハウスです。
丁寧に梱包のうえ、追跡可能な方法にて発送いたします。ご質問がある場合はお気軽にお問い合わせください。
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