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楽園としての芸術 展覧会図録|東京都美術館 2014年|倉俣晴子・しょうぶ学園

    2014年、東京都美術館で開催された「楽園としての芸術」展の公式図録です。

    本展で紹介されたのは、「アトリエ・エレマン・プレザン」と「しょうぶ学園」という二つの場で生まれた表現です。

    絵画、立体、刺繍など、既存の美術教育や評価の枠組みとは異なる場所から生まれた作品98点を収録しています。

    作品に共通するのは、技法や様式よりも、つくることそのものに向かう強さです。

    整っているかどうかではなく、何かをつくらずにはいられない。その衝動が、ページを通して直接伝わってきます。

    出品作家の一人である倉俣晴子は、デザイナー倉俣史朗の娘でもあります。

    ただし、本書に収められているのは、父の仕事を補足するための作品ではありません。一人の制作者として生まれた表現として、他の作品と同じ位置に置かれています。

    デザイン、福祉、美術という分類を越え、表現がどこから生まれるのかを考え直すための一冊です。


    特徴

    本書には、絵画、立体、刺繍など、多様な素材と方法による作品が収録されています。

    均質な展覧会図録ではなく、それぞれの作家が持つ固有のリズムや反復、色彩、形が、見開きごとに現れます。

    掲載されている作品は、いわゆる現代美術やデザインの文脈だけでは捉えきれません。

    障害者芸術、アール・ブリュット、福祉施設における創作活動といった領域に関心のある方だけでなく、表現と評価の関係を考える資料としても読むことができます。

    テキストは中原淳行、福森伸、佐久間寛厚。

    作品を見るための図録であると同時に、創作を支える場のあり方を記録した資料でもあります。


    この本が残した視点

    • 美術、福祉、デザインという区分より前に、表現そのものが存在すること。
    • 技術的な完成度ではなく、つくらずにはいられない衝動にも価値があること。
    • 制作者を背景や属性によって説明するのではなく、一人の作家として見ること。
    • 創作を生み出す環境もまた、作品とともに記録されるべきであること。
    • 倉俣晴子の作品を、倉俣史朗との関係だけに回収せず、独立した表現として見ること。

    書誌情報

    ・タイトル:楽園としての芸術
    ・発行:東京都美術館
    ・刊行年:2014年
    ・装丁:ソフトカバー
    ・サイズ:約300 × 210 × 12mm
    ・ページ数:157ページ
    ・収録作品数:98点
    ・テキスト:中原淳行、福森伸、佐久間寛厚


    状態

    大きな傷みはなく、概ね良好な状態です。

    経年による軽微な擦れや使用感についてはご了承ください。


    迎える理由

    選定理由:
    障害者芸術という分類にとどまらず、表現が生まれる場所そのものを記録した図録として選びました。

    比較した視点:
    一般的な展覧会図録では、作品は美術史や作家論の中で整理されます。本書では、制度や評価より前にある制作の衝動が中心に置かれています。

    判断の結論:
    倉俣晴子の作品を含め、デザイン、美術、福祉の境界を越えて読むことができる資料です。単なる作品集ではなく、表現を分類せずに見るための記録として残す価値があります。

    美術に棲み分けは必要なのか。

    この図録は、その問いに説明ではなく、作品そのもので答えています。


    発送について

    追跡可能な**佐川急便(送料一律 660円)**にて、丁寧に梱包し発送いたします。


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    楽園としての芸術 展覧会図録|東京都美術館 2014年|倉俣晴子・しょうぶ学園
    楽園としての芸術 展覧会図録|東京都美術館 2014年|倉俣晴子・しょうぶ学園 セール価格¥3,300

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