【希少】倉俣史朗 椅子 赤坂 梅の木 カウンターチェア Shiro Kuramata chair

1978年、赤坂の「梅の木」にて使用された倉俣史朗のカウンターチェア。
わずか10脚程度の製作といわれ、現在市場で流通する機会は極めて限られています。

黒く塗装された木製フレームに、十字の背もたれと静かな構造美。
華美な装飾や機能性の主張ではなく、造形そのものが空間の輪郭をつくる——
そんな倉俣作品の本質が、この1脚に凝縮されています。

現在、国内外のコレクター・美術館からも倉俣作品の再評価が進んでおり、
とくにこのような店舗設置モデルは、ほとんど記録・流通ともに残されていません。

実際に使用された痕跡や経年による小キズなどはありますが、
この椅子においては、むしろそれが作品性を際立たせる要素でもあると感じています。

クラマタの椅子に、生活やスタイリングの提案は不要かもしれません。
ただこの椅子がある空間には、「時間」や「静けさ」そのものが宿るように思うのです。

※現在、2脚在庫がございます。ご希望の方はお問い合わせください。