妻でアーティストのルイーズ・ボネットとの共作になる陶器に刺繍を施した作品は、制作数は少ないものの秀逸でアダムの代表作のひとつ。
制作年:2006
エディション:オリジナル
サイン:あり
技法:セラミック
作品本体サイズ(直径×高さ):φ183 × h30 mm
作品の状態:状態は良好です。
アダム・シルヴァーマン / ADAM SILVERMAN
1963年ニューヨーク生まれの陶芸家。コネチカットで育ち、ロサンジェルスにあるロードアイランドデザイン学校で建築とデザインを学ぶ。その後建築家として店舗設計などを手がける。1991年にロサンジェルスのイーストハリウッドにビースティーボーイズのマイクD、デザイン学校時代の友人イライ・ボナーツらとともに、ファッションブランド"X-LARGE"を設立。
2003年にロサンジェルスに工房、アットウォーター・ボッタリーを設立。
そこはアダムが作陶から梱包、配送までをひとりで切り盛りする作品製作のためのスタジオ。
日本の民藝の考え方にも影響を受け、日本との関わりも多い。2005年にはじめて益子を訪れ、敬愛する陶芸家のひとりである濱田庄司の轆轤(ろくろ)や彼が使った窯がある参考館を訪れ、庄司が世界中から集めた工芸品を間近に見、実際にその益子の土に触る機会を得たことは、資料や書籍から得られ以上の感銘を受けたようだ。
陶芸とは土に触れ、土をこね、その土が採られた土地そのものを知る過程にほかならないのだから。
ルイーズ・ボネット / Louise Bonnet
ルイーズはジュネーヴでデザイナーとしてキャリアをスタートし、その後、渡米。ロサンゼルスに移住すると、X-LARGEやX-GIRLでグラフィックデザイン、GROUND ROYAL誌でのエディトリアルデザインや化粧品会社のデザイン等を担当し、現在は主に絵画に取り組んでいます。