カート
カートが空です
前衛芸術家・篠原有司男の展覧会図録『SHINOHARA USHIO Boxing Paintings and Motorcycle Sculptures』。
2005年、神奈川県立近代美術館で開催された展覧会にあわせて刊行された一冊です。
グローブに絵具をつけ、キャンバスへ連続して拳を打ち込む「ボクシング・ペインティング」。
段ボールや廃材を用いて、過剰な装飾と重量感を持つ形へ変換された「オートバイ彫刻」。
本書では、この二つの代表的なシリーズを軸に、篠原有司男の制作を写真と資料によって辿ります。
身体の動きそのものを絵画へ変えること。身近な素材を、速度と力を感じさせる彫刻へ変えること。
作品の完成形だけでなく、制作行為の激しさまで伝わる図録です。
・タイトル:篠原有司男 ボクシング・ペインティングとオートバイ彫刻・英題:SHINOHARA USHIO: Boxing Paintings and Motorcycle Sculptures・著者/作家:篠原有司男・テキスト:中原佑介、椹木野衣・出版社:神奈川県立近代美術館・刊行年:2005年・装丁:ソフトカバー・サイズ:295 × 215 × 12mm・ページ数:119頁・種別:展覧会図録
表紙に少スレ、縁にわずかな傷みがあります。
本文は目立つ傷みが少なく、経年を考慮して良好な状態です。
選定理由:篠原有司男を象徴する二つのシリーズを通して、身体、速度、素材、反復という制作の核を確認できるため。
比較した視点:一般的な回顧展図録に対し、本書は対象をボクシング・ペインティングとオートバイ彫刻へ絞り、作家の強度を明確に示しています。
判断の結論:完成した作品を鑑賞するだけでなく、制作行為そのものを作品として捉えるための一冊です。
拳で描く。段ボールで機械をつくる。
荒々しく見える方法の背後に、反復と構成による厳密な形式が残っています。
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