ミニチュア椅子をご案内いたします。「なーんだ。座れないのか。」
ただのミニチュアではありません。デザインプロダクト好きならご存知のヴィトラ社から発売されたもの。
1989にオープンしたヴィトラ・デザイン・ミュージアムは3000以上のコレクションを所有する世界No1の建築や家具デザインの美術館です。
今回ご紹介するイームズの椅子は1/6サイズに忠実に再現したミニチュアです。
ネジの1本1本まで再現されています。
美術館の運営費を生み出す一環としてスタートしたと以前雑誌の記事でも見た事があります。
オリジナルの素材や製造方法を再現する為、ドイツとポーランドにある工房では
年間80から500脚のミニチュアしか製作できない徹底ぶりです。
尊敬に値する精巧さです。
このミニチュアの存在は発売時から知ってはいたものの。座れない椅子に興味がなかったヴィンテージ家具販売員の私としては、「あ！また値段が上がった」と感じるだけで見逃すアイテムでした。
今までに色んな椅子を所有してきましたが、過去に保有してきたアーカイブとして飾りたいと思った事とニューヨークにあるイサムノグチミュージアムに飾られていたことが蒐集するキッカケとなりました。
残念ながらこの椅子は、裏面に張ってあるステッカーが無くなってることや説明書も紛失しています。
Charles & Ray Eames(チャールズ & レイ イームズ)
RAR / Vitra
Germany, 2000
ポリプロピレン・インジェクション成型・磨き仕上げ
W 10.5 x D 11.2 x H 11.5cm
