コムデギャルソンの家具がインテリア界で注目される理由【購入ガイド付き】

コムデギャルソンの家具とは?(ブランド背景 & デザインコンセプト)



コムデギャルソンの哲学が宿る「家具」

コムデギャルソンといえば、ファッション界における「反骨精神」と「アヴァンギャルド」の象徴的なブランドです。創業者の川久保玲は、常に「新しい価値観の創造」を掲げ、既存の美や機能性の概念を打ち壊すデザインを生み出してきました。

この哲学は、ファッションだけでなく「家具」という形でも表現されています。コムデギャルソンの家具は、一般的なブランド家具とは一線を画し、単なるインテリアではなく、アートとしての側面が強いことが特徴です。むしろ、実用性を排したミニマルかつ無機質なデザインこそが、この家具シリーズの本質とも言えるでしょう。

1983年のオリジナルシリーズ

コムデギャルソンの家具は、1983年から数年にわたって「No.1~No.28」までのシリーズとして発表されました。

  • 素材の選定:スチール、ブリキ、無垢材など、工業的な素材を使用

  • デザインの哲学:「快適性を求めるのではなく、空間の在り方を問い直す」

  • 当時の評価:一般的な家具としては受け入れられにくかったが、アート界やデザイン愛好家からは高い評価を得る

特に「No.1チェア」は、直線的な金属フレームとワイヤーメッシュの座面を持つミニマルなデザインが特徴です。従来の椅子の概念とは異なり、「座る」という行為自体を問い直すようなデザインになっています。

2017年 ブラックマーケットでの復刻販売



2017年3月29日から4月23日まで、コムデギャルソンは**「ブラックマーケット(闇市)」と題した期間限定ストアを表参道GYREの地下1階にオープンしました。このイベントでは、ブランドのアーカイブアイテムや特別なコラボレーションアイテムが販売されましたが、その中に1980年代の家具シリーズの復刻版**も含まれていました。

特に注目されたのは、1983年に発表されたNo.1チェアの復刻版の販売です。 このチェアは、金属フレームとメッシュ状の座面を持つミニマルなデザインで、オリジナルはわずかしか生産されていなかったため、ヴィンテージ市場でも非常に希少な存在でした。

当時のブラックマーケットでの販売方法は、完全現地販売のみ通販や予約販売は一切行われず、購入希望者は現地に足を運ぶ必要がありました。 この限定的な販売方法がさらに希少価値を高め、販売開始直後から多くのデザイン愛好家やコレクターが訪れました。

これまでの販売実績と取り扱いアイテム

コムデギャルソンの家具の価値をより具体的に伝えるために、過去に取り扱ってきたアイテムの紹介を行います。

取り扱い実績のあるアイテム


  • No.1チェア(オリジナルおよび復刻版)

  • No.8(オリジナルおよび復刻版)

  • No.11パーテーション(サイト未掲載)

  • No.13(復刻版)

  • No.16(オリジナル)

  • 闇市限定 スツール

特に、パーテーションは市場での流通が少なく、希少性が高いアイテムの一つです。デザインの独創性が際立っており、空間の仕切りとしてだけでなく、アートピースとしての存在感も持ち合わせています。

コレクターズアイテムとしての希少性

コムデギャルソンの家具は、コレクター市場でも極めて高い評価を受けています。特に、ヴィンテージ市場ではオリジナル品の取引価格が上昇し続けています。

実際に、オークションハウス Wright では、コムデギャルソンの家具が高額で取引されており、その希少性と価値の高さが証明されています。過去にはNo.1チェアが数十万円から百万円以上の価格で落札された例もあり、価格の上昇が続いていることがわかります。

関連書籍:ブランドの歴史を深く知るために


コムデギャルソンの哲学やデザインの背景についてさらに詳しく知りたい方には、
SWITCH special edition COMME des GARCONS 50th Anniversary がおすすめです。

この書籍には、ブランドの50年の歴史や、アーカイブデザインの詳細な解説が収録されており、
コレクターズアイテムとしても価値の高い一冊 です。
特に、コムデギャルソンの家具についての資料は限られているため、
この特装版は貴重なリソースとなります。

👉 詳細はこちら: SWITCH special edition COMME des GARCONS 50th Anniversary

現在販売中のアイテム

現在、Rei Kawakubo chair COMME des GARÇONS No.8 を1脚のみ販売中です。



このチェアは、まさに「機能を超えたアートピース」。 コムデギャルソンの哲学をそのまま形にしたこの椅子は、ただ座るための道具ではなく、空間に緊張感と特別な個性を与えます。

販売は1脚のみ。この機会を逃すと、次に出会えるのはいつになるかわかりません。 今すぐ詳細をチェックし、手に入れる機会を逃さないでください。

川久保玲がデザインした家具の復刻と価格情報

2024年には、川久保玲がデザインしたCOMME des GARÇONS Furnitureが復刻されることが発表されました。 詳細な情報は、HYPEBEASTの記事 によると、

  • 復刻版チェアの価格:1脚あたり約3,000〜3,800ユーロ(約47万〜59万円)

  • 販売方法:パリのコムデギャルソン旗艦店限定販売

  • カラーバリエーション:オリジナルのシルバーに加え、ブラックと新色レッド

詳細な画像は**HYPEBEASTのオリジナル記事**

この価格情報を知ることで、コムデギャルソンの家具がいかに価値のあるアイテムであるかが分かります。

まとめ

コムデギャルソンの家具は、単なるインテリアアイテムではなく、ブランドの哲学を映し出すアート作品とも言えます。

  • 1983年からのオリジナルシリーズは「実験的なデザイン」が特徴

  • 2017年のブラックマーケットで復刻され、再び市場価値が高騰

  • 2024年に再び復刻され、価格は1脚約47万〜59万円で販売予定

  • 「コレクターズアイテム」としての価値も上昇中

現在販売中のNo.8チェアをチェックする