コンテンツへスキップ

カート

カートが空です

記事: 情報を超えて感性で選ぶ|バイヤーが惚れ込んだヴィンテージコレクション5選

情報を超えて感性で選ぶ|バイヤーが惚れ込んだヴィンテージコレクション5選

情報を超えて感性で選ぶ|バイヤーが惚れ込んだヴィンテージコレクション5選

静謐であること。静かであること。
一目見て、理屈より先に身体が反応したもの。
その感覚を信じて迎えた、5つの逸品の記録です。

私が選ぶヴィンテージアイテムに共通するのは、
他と比べて優れていることではなく、
そこにひとつ在るだけで、空気が整うこと。

出会いはいつも直感。
理屈は、そのあとについてきます。


1. ババグーリのスツール

静寂をまとったスツール。

無垢材の削り出しで知られるババグーリの中で、
この一脚は、集積材によってつくられた特異な存在です。
すでに廃盤となり、市場に出る機会は限られています。

実店舗の備品として使われていた背景があり、
単なる家具を超え、空間に宿る「気配」を感じさせます。

磨き上げられた表面に触れると、
過ぎ去った時間の記憶が、静かに呼び起こされる。

▶ 商品詳細を見る


2. 深い青が美しい Henning Koppelのカップ&ソーサー

北欧の洗練を凝縮した、至高の一杯のための器。

私が日常で使ってきた中でも、
特に口あたりの良さを感じるカップです。

マグひとつで完結する日常も悪くない。
けれど、このリムに触れた瞬間、
コーヒーを飲む時間が「儀式」に変わります。

▶ 商品詳細を見る


3. Guido De Zanのフラワーベース

静寂と造形美の融合。

存命の作家の中で、私が最も敬愛するグイド・デ・ザン。
彼の作品は、国やジャンルを超え、凛とした佇まいを持っています。

花を挿しても、挿さなくてもいい。
ただ置くだけで、空間が清らかに整う。

▶ 商品詳細を見る


4. 書籍『STAR PIECE』

倉俣史朗の思考を覗く、一冊のドキュメント。

この書籍に収められているのは、完成品ではなく、
思考が結晶化する前の「線」。

夢の中で見た風景のようなページを、
何時間でも眺めていたくなる一冊です。

▶ 商品詳細を見る


5. 写真集『Buenos Aires』

森山大道が捉えた、ブエノスアイレスの鼓動。

そこにあるのは哀愁ではなく、
物事への真正な向き合い方。

都市の風景ではなく、
その奥に息づく、生き様が写っているように思います。

▶ 商品詳細を見る


私がこれらのアイテムに惹かれ、即決した理由。

それは、モノでありながら、
時間や感情の置き場所になる存在だったからです。

あなたの感性に、静かに触れるものがあれば。


この記事について

本記事は、選品舎/Helvetica を運営する大西健が執筆しています。
ヴィンテージ家具・古書の選品、販売、記録を通じて、
「残るもの/残らないもの」の判断基準を実務の中で整理しています。


ブログは、ふたつの棚に分かれています。

いまの気分に近いほうから、お進みください。

静けさのなかにある商いの気配

この記録を読む

ル・コルビュジエの哲学を暮らしへ|名作家具と建築思想に触れる入口
モノを超えて

ル・コルビュジエの哲学を暮らしへ|名作家具と建築思想に触れる入口

ル・コルビュジエは、20世紀を代表する建築家であり、暮らしそのものを設計し直した思想家でもありました。名作家具や建築、書籍を手がかりに、彼の哲学を「知識」ではなく「体感」として暮らしに迎える。その入口となる記録です。

もっと見る
カッシーナやミノッティに匹敵する?戦前の家具デザインをあなたの手で
モノを超えて

カッシーナやミノッティに匹敵する?戦前の家具デザインをあなたの手で

戦前の日本で生まれた家具デザインを収録した「家具設計図48枚セット」。西洋の影響を受けながらも日本人の暮らしに即した設計は、現代の高級家具にも通じる合理性と美しさを備えている。これは、家具を“つくる側”のための静かな資料である。

もっと見る