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記事: 紙片に残る、誰かの時間 ― 福岡でエフェメラを引き継ぐということ

紙片に残る、誰かの時間 ― 福岡でエフェメラを引き継ぐということ

紙片に残る、誰かの時間 ― 福岡でエフェメラを引き継ぐということ

紙ものと、記憶について

綴じられていないものには、かえって強い物語があります。
展覧会のパンフレット、映画のフライヤー、旅先の案内。
誰かが手に取り、どこかで過ごした時間の跡。

そうした紙片を、「紙もの」や「エフェメラ」と呼びます。
印刷された瞬間から時を刻み、
誰かの手を離れたあとも、まだ記憶を帯びている──
わたしたちは、そんな紙片たちも丁寧に引き継いでいます。


エフェメラという呼び名

本に比べて、エフェメラは流通量が少なく、
資料性や美術性が高いものでも“残らない”ことがあります。

  • 展覧会の案内状

  • アーティストのDM

  • 小部数のZINEや冊子

  • 私家版の詩集や記録文書

  • 手製の資料集、活動記録など

これらは“出版物”ではなく、
どちらかといえば「痕跡」や「気配」のような存在。

けれど、それらこそが、
今この時代にしか残せないものかもしれません。


対応エリアについて

選品舎では、福岡市内および近郊にて

  • 出張買取(ご自宅・事務所へお伺い)

  • 郵送買取(全国対応・着払いOK)

いずれも無料でご相談いただけます。

状態に関係なく、内容の希少性を見極めたうえで査定いたします。
まずはお気軽にご連絡ください。


お取り扱いジャンル例

  • 展覧会カタログ、招待状、図録・資料集

  • 詩人・写真家の自費出版やZINE

  • アーティストブック、小冊子、パンフレット

  • 映画・演劇・文学イベントのフライヤー

  • 政治・社会運動・文化資料の紙媒体(戦後含む)

📌 経年劣化・書き込みがあっても、構いません。
「紙としての価値」ではなく、そこに残る背景や文脈を見ています。


ご相談・買取について

☎ お電話でのご相談:
080-9530-7396 (平日 10:00〜17:00)

 

「文章より話す方が安心」という方も、どうぞお気軽におかけください。


美術書や写真集などのジャンル別ページもございます。
あわせてご覧ください。

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▶ レンズ越しの時間を、次の手へ ― 写真集買取のご案内(福岡)

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