モノを超えて | 静けさと、商いの記録

谷崎潤一郎『陰翳礼讃』は、光ではなく“影”に美を見出す日本の美意識を描いた随筆です。照明は明るさではなく、陰影の扱いで空間が変わる──その視点が、現代の暮らしにも静かに響きます。
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選ぶ家具は、ただのインテリアではなく、時間と記憶を重ねる“思い出の資産”になる。旅の記憶が心に残るように、暮らしの中で使い続けた家具もまた、人生のページを静かに彩ってくれる。
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職人の時間がつくる椅子──織田憲嗣講演会で考えた“本物”の持続性
同じように見える椅子でも、なぜか「信頼できるもの」と「どこか不安なもの」がある。その違いは、座り心地や価格ではなく、椅子が生まれた“背景”にある。職人制度、時間軸、文化の積み重ね──それらを知ったとき、ヴィンテージ家具はまったく違う姿で見えてくる。
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福岡の中古マンションを定点観測する理由 ─ ヴィンテージ家具と同じ目で見る住まい
福岡でも、しばらく前から静かに追いかけている中古マンションがいくつかあります。そのうちの一室が、先日すこしだけ値下げされていました。 利回りの数字だけ見れば、投資としては決して割安ではない。それでも「この部屋は、いつか必ず欲しい人が現れるだろう」と感じる理由があります。
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ホテル イル・パラッツォ再訪──1989年から続くデザインの文脈と、建築が文化として残る理由
建築が残るということは、文化が残るということ。1989年に誕生したホテル イル・パラッツォは、アルド・ロッシや内田繁らの思想を宿したまま、いまも「体験できるデザイン史」として福岡に立ち続けている。
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永井敬二コレクションに見る美のアーカイブ研究|ディーター・ラムスとBRAUNデザインの思想
永井敬二氏の膨大なコレクションから、ディーター・ラムスが手がけたBRAUNのオーディオ機器や関連資料を通じて、「良いデザインとは何か」を体験として持ち帰る試み。本記事は、展示空間で触れた思想・構造・空気を、そのままアーカイブとして記録するための一篇である。
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前川國男が設計した福岡市美術館を、建築・展示・大濠公園との関係から紹介します。打ち込みタイルやエスプラナード、かまぼこ天井、レストランの配置など、前川建築の特徴をたどりながら、2019年のリニューアル後に変わった点や、草間彌生《南瓜》についても記録しています。
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選ぶという行為は、年齢とともに変わっていく|ヴィンテージ家具と価値の話
年齢を重ねるにつれ、モノを選ぶ基準は少しずつ変わっていく。必要かどうかではなく、時間を越えて「残るかどうか」。ヴィンテージ家具との実体験を通して、価値が育つ構造と、静かに選び続けるという行為について記録する。
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